看護実践の質向上を目指して
「看護学実践研究センター」は、看護学部内、大学内を始め、地域や海外の教育研究機関、保健医療福祉の関連機関と連携し、看護実践の質向上を目指して教育や研究を推進しています。また、国内外に向けて看護実践に関連した研究成果等の情報発信をしています。
NEWSお知らせ
看護学実践研究センターは、本学部が創設された2010年(平成22年)4月1日に大阪医科大学看護学部看護実践研究センターとして活動を開始しました。2014年(平成26年)4月の看護学研究科設置と同時に、実践・教育・研究を包含する看護学の方法論的開発を目指して看護学実践研究センター(以下、本センター)と改称し今日に至ります。
本センターは、本学および関連する外部機関と連携しながら地域社会における看護実践の課題に関する研究を推進し、その成果を地域および看護実践の場に還元することを目的に活動しています。
これまで看護職をはじめとする医療従事者の皆さまを対象に、人材育成セミナーや看護研究報告会を開催してきました。看護研究報告会は、本学部卒業生や看護学研究科修了生の研究交流の場として機能することを目指して2016年(平成28年)に「大阪医科薬科大学看護研究会」と改称しました。さらに、地域の皆さまを対象に、市民看護講座やカムカムサロン(健康相談事業)を実施し、健康の維持増進のお役に立てるよう努めてまいりました。
本センターは今年14年目を迎えます。この間、東日本大震災をはじめとする自然災害、新型コロナウイルス感染症の感染拡大などを体験し、私たちを取り巻く環境は大きく変化しています。これらの事象は私たちの生活や健康への意識や行動に深く影響していることは言うまでもありません。本センターではこうした社会の変化を見極めるとともに、新たな取り組みに挑戦し続け、これからも地域における医療従事者や市民の皆さまとの対話を大切にしながら交流し、課せられた役割を遂行してまいります。さらに、調査・研究を通してさまざまな健康危機管理下における課題を集約し、看護学の立場から地域が抱える課題を解決するために、今後も活動を続けてまいります。
本センターについてご理解いただき、我々の活動にご参加いただきたく存じます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
看護学実践研究センター長
飛田 伊都子
活動概要
知の創造:研究
学内のみならず外部の教育研究機関と積極的に交流を図り、看護実践に関連した研究の推進と研究成果を発信するたの活動をしています。
【大阪医科薬科大学看護研究会】
看護学部開設以来、年1回の研究交流会を開催してきました。平成28年度にはこの活動を発展させ、「大阪医科薬科大学看護研究会」を発足し、毎年3月に開催しています。
【研究セミナー】
看護研究に関する様々なテーマを取り上げ、年1回の研究セミナーを開催しています。
知の活用:実践
地域における看護専門職者の人材育成に関わる研修支援を行っています。地域の関連病院・施設の看護師等を対象にした研修会や、看護スキル向上のためのセミナーを開催し、より良い看護実践を目指した活動をしています。
【人材育成教育セミナー】
看護職の方々が日々の実践の中で遭遇しうる困り事や最新のトピックなどをテーマに取り上げたセミナーを年1回開催しています。
知の還元:地域社会貢献
【市民看護講座】
高槻市をはじめ近隣にお住いの市民の皆様の健康を維持、増進するための機会として、年1回の市民看護講座を開催しています。
【たかつきフェスタ】
平成29年度より高槻フェスタにも参加し、市民の皆様へ健康情報を発信したり、健康相談を受けたりしています。
【カムカムサロン】
2ヶ月に1回、健康に関するテーマを取り上げたサロンを開催しています。本サロンは健康に関する講話のみならず、簡単な体操や健康にまつわる相談などを通して、地域の方々の交流の場として活動しています。