学歌

大阪医科大学と大阪薬科大学が統合して4月に誕生した大阪医科薬科大学に、新しい学歌が完成しました。

作詞:永田和宏 作曲・編曲:千住明

作詞は、京都大学並びに京都産業大学名誉教授で細胞生物学者、また歌人としても御高名で、皇室の新年行事「歌会始の儀」の選者も務められている、JT生命誌研究館の永田和宏(ながた かずひろ)館長に御引き受けいただきました。

また、作曲・編曲は、グローバルに活躍されている作曲家・編曲家、音楽プロデューサーで、数々のCM、テレビドラマ、映画などの映像音楽等を手掛けられ、日本アカデミー賞優秀音楽賞などを多数受賞されている千住明(せんじゅ あきら)先生に御引き受けいただきました。

永田 和宏(ながた かずひろ) 氏

細胞生物学者、歌人。JT生命誌研究館館長。
京都大学名誉教授・京都産業大学名誉教授

1947年滋賀県生まれ。
京都大学理学部物理学科卒業。
後に結婚する河野裕子らと共に大学時代から本格的に短歌を始め、高安国世氏に師事。森永乳業に就職後、京都大学胸部疾患研究所で市川康夫氏に師事。
米国NIHに留学しコラーゲン特異的分子シャペロンを発見する。帰国後、京都大学胸部疾患研究所、同再生医科学研究所教授を経て、京都産業大学総合生命科学部学部長、同タンパク質動態研究所所長。
「タンパク質の一生」「細胞の不思議」「生命の内と外」などのほか、歌人としての著書として、第1歌集「メビウスの地平」以後、第14歌集「某月某日」まで。他に「永田和宏作品集I」など。また「近代秀歌」「現代秀歌」「象徴のうた」「歌に私は泣くだらう」など多数。共著「京都うた紀行」「家族のうた」など。
短歌結社「塔」前主宰、朝日新聞、「朝日歌壇」選者、皇室の新年行事「歌会始の儀」の選者として活躍。

(2021年4月現在)

千住 明(せんじゅ あきら) 氏

作曲家

1960年東京生れ。東京藝術大学作曲科卒業。同大学院首席修了。修了作品は史上8人目の東京藝術大学買上、同大学美術館に永久保存。
代表作にピアノ協奏曲「宿命」(ドラマ「砂の器」)、「四季」、「日本交響詩」、詩篇交響曲「源氏物語」、オペラ「万葉集」「滝の白糸」等。2018年上海文化広場に於いてミュージカル「白夜行」初演、大盛況のもと中国全国ツアー中。
映画「黄泉がえり」「追憶」、ドラマ「ほんまもん」「風林火山」、アニメ「機動戦士Vガンダム」「鋼の錬金術師FA」、NHK「日本 影像の20世紀」、Nスペ「平成史」、NHK「ルーブル美術館」、TBS&ウィーン美術史美術館「Glorious Museum」等、多数の音楽も担当。
東京藝術大学特任教授。東京音楽大学特別招聘教授。

(2021年4月現在)

レコーディングは、厳重な感染対策のもと、東京・四谷のスタジオで行われました。
ピアノ伴奏は、若手ピアニストとして全国各地で演奏活動をされ、NHKをはじめとする各種メディアにも多数出演されている追川礼章(おいかわ あやとし)さん、合唱は、千住明先生の後輩の皆さんにご協力いただきました。

作詞・作曲に想いが込められた新しい学歌が、真の医療人を目指す本学学生への応援歌となるよう願ってやみません。