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小児高次脳機能研究所

小児高次脳機能研究所

2018年1月、発達障害児・低出生体重児・後天性脳損傷児などの認知機能について研究を行う施設として設立されました。
LDセンターの上部組織の位置づけになります。

小児高次脳機能研究所・LDセンターでは、発達障害児・低出生体重児 ・後天性脳損傷児の認知や学習に関する「一般共同研究」を公募しており、共同研究を推進しています。詳しくは、下記をご覧ください。
主な研究

・発達障害児の認知特性と学習困難の関連

・低出生体重児に伴う言語・認知機能障害の実態とフォローアップ研究

・発達障害児の視機能・視覚情報処理と学習能力の関連

 など
共同研究公募事業の目的や意義

 小児高次脳機能研究所・LDセンターでは、設立以来上記の研究に取り組んでまいりました。少しずつこれらの研究が進んでいるものの、様々な要素が関連しておりまだまだ解明されていないことが多いのが現状です。そこで、多くの異なる分野の研究者が情報を共有するためのプラットフォームを当センターが担い、異分野共同研究を推進します。さらに、基礎研究と教育や療育現場の連携を推進する研究を進めることで、子どもたちの支援に役立つ新たな知見を得ることを目指します。そして、発達障害、低出生体重、高次脳機能障害などがある子どもの学習困難に関する原因解明や新たな支援法の確立を目指します。

共同研究に応募するメリット

 採択された共同研究課題を実施する研究者は、小児高次脳機能研究所・LDセンターが所有する施設や設備を利用することができ、当研究所・センターで実験や調査を実施する場合は、研究対象者のリクルートを当センターが行うなどの支援を受けることができます。これまでデジタル版の検査や訓練ソフト、あるいは実験用検査アプリを開発した実績から、実験用アプリ開発ができる提携業者を紹介し、開発のサポートを行うことができます。

共同研究に応募する申請資格

 1.国立大学法人、公・私立大学および国・公立研究機関に所属する研究者、または当研究所長がこれと同等の研究の知識と  能力を有すると認める者
2.研究課題が採択された場合、研究代表者の所属する研究機関(施設)と当研究所の間で「共同研究契約」または「受託  研究契約」ができること

※本学共同研究契約および受託研究契約については、以下をご参照ください。
 共同研究:https://www.ompu.ac.jp/research/omc/collaboration/common_fund.html
 受託研究: https://www.ompu.ac.jp/research/omc/collaboration/entrustment.html

利用できる施設や設備

 実験設備
・検査室(約10㎡×2、約15㎡×2、約25㎡×1)
・視線計測装置(据え置きタイプ:Tobii社製 X120)
・ガルバニック皮膚反応測定器
・両眼開放型オートレフケラトメーター(シギヤ社製 WAM-5500)
・検査用 iPad 40台
データベース
 アンケート結果、読み書き計算検査の状況、認知特性、カルテに記載される発達障害等の病歴などの既存情報の提供を行っております。これらの提供情報は匿名化されており、ハードディスクに保管されています。

共同研究の申し込み

 下記のアドレスにメールにてお申し込みください。一次選考(書類審査)と二次選考(ヒアリング)により、審査が行われます。メールの「件名」に必ず、「共同利用・共同研究申込み」と明記してください。

 共同利用・共同研究申込みアドレス:child-hbfr[a]ompu.ac.jp

  ※メール送付の場合は[a]の部分を@に変えてください。
   このアドレスは、研究申込み専用です。患者様のお問合せ・お申し込みには対応していないのでご了承ください。
   患者様のお申し込みについては、「相談・指導の流れ」をご参照ください。

その他の活動

・医師を対象とした、「LD診療セミナー」の実施