漢方薬の約7割に配合されている甘草は自生地(砂地の草原)での乱獲が進み、植物資源の枯渇と品質(グリチルリチン酸含有量)低下が問題となっている。日本の気候に適した栽培品種を選抜し、品質が安定した栽培法を確立し商業ベースに繋げると共に環境保護にも取り組む。
生薬名 甘草(カンゾウ)
基原植物 ウラルカンゾウ
Glycyrrhiza uralensis Fischer
スペインカンゾウ
Glycyrrhiza glabra Linne
薬用部位 根およびストロン
甘草の主要成分であり甘味成分(ショ糖の約150倍の甘味)であるグリチルリチン酸の含有量について、「日本薬局方」で規定されています。
栽培品種の選抜
15C系統
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ストロン萌芽状況
16C系統
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実生1年生(深ポット)
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ストロンからの増殖
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深ポット栽培による比較試験