手術手技開発センター

大阪医科薬科大学 手術手技開発センターでは、「死体解剖保存法」、「医学及び歯学の教育のための献体に関する法律」並びに「臨床医学の教育及び研究における死体解剖のガイドライン」に基づき、医師等によるご遺体を使用した手術手技研修の企画に関する支援、ご遺体の準備と調整、研究実施等のサポートを通じて教員の手術手技向上、新たな手術手技の研究・開発に寄与しています。

CST (Cadaver Surgical Training) とは?

近年、外科的医療技術の開発・進歩は目覚ましく、診療分野毎に手術手技は大きく変化しています。進化した術式は時に大きな福音をもたらし、手術でしか治癒が期待できない疾患に新しい希望の光を当てることができます。
手術技術や手術機器の進歩は年月を重ねて進行中ですが、革新的な手術手技の習得は日常臨床においては習得が困難で、文献や見学のみの知識で執刀を行うことは、医療安全の観点からも望ましくありません。
大阪医科薬科大学 手術手技開発センターでは、本学の医学事務課課内に設置されている献体団体「さつき会」にて成願されたご遺体(Cadaver)を用いて、あらゆる年代や経験の外科医に向けてトレーニングを実施しております。

研修等実施の流れ

手術手技研修等実施を希望される場合は、倫理審査委員会での承認および手術手技開発センター運営委員会での承認が必要です。
研修等終了後には、日本外科学会CST推進委員会への報告が義務付けられています。

様式(ダウンロード)

様式 様式名
1 手術手技開発センター利用申請書
2 手術手技開発センター利用許可書
3 手術手技研修等参加者・見学者名簿
4 同意書ならびに誓約書
5 手術手技研修等実施許可書
6 手術手技研修等の実施報告書
7 手術手技研修等の経理報告書
8 手術手技研修等の利益相反による報告書

研修等実施実績

 ●2023年8月17日~8月22日
 『大阪医科薬科大学のCSTシステム最適化と医学部生の正常解剖教育』
  解剖学教室 / 整形外科学教室 / 耳鼻咽喉科・頭頸部外科学教室 / 一般・消化器外科学教室 / 脳神経外科学教室