その他の国際交流活動

2024年度よりInternational Dayを開催しています。
多様な背景を持つ人々との交流を通して、看護学生・看護学研究科大学院生・看護学部教員の国際交流に対する関心の向上と活動の促進を目指しています。また、多様な背景を持つ参加者同士の交流を通した相互理解を促進し、多様性の理解や繋がりを支援することを目的としています。
講演会や学生主体の企画による交流会も実施しています。

SDGs活動(NEXUS)

 看護学部の学生が主体となり、高槻市在住の外国人の方や大学病院を受診する外国人患者、また、そのような方々の看護の経験のある看護師・医療者へのインタビューといったフィールドワークを通して、グローバルな視点から医療や看護に関する課題を見つけます。国連の17の持続可能な開発目標(SDGs)として捉え、解決策を一緒に考え、アクションプランを作り実践するなど、参加者が互いに学び合う場としています。

活動内容

・SDGsについての学習 
・フィールドワーク
 大阪府や高槻市にお住まいの外国人の方々に医療や生活のなかでの困りごとをインタビュー
 大学病院の看護師さんにインタビュー etc..
・医療や看護に関する課題を見つけ、国連の17の持続可能な目標と捉え、解決策を検討してアクションプランを作成
・アクションプランの実践
・学内・学外での発表 

 2023年度は新たに4名の学生が加わり、1年生1名、2年生2名、3年生4名の合計7名となりました。今年度は高槻市在住の外国人3名と支援者2名にインタビューを実施し、医療や生活に関する困りごとを調査しました。
外国人の困りごととして「言語の壁」「情報の受け取りにくさ」「日本と自国とのギャップ」「安心できるコミュニティの不足」、支援者の方の困りごととして「支援することのハードルの高さ」「支援者へのサポート不足」「支援者育成困難」の要素が抽出されました。インタビュー調査について、本学の第7回看護研究会にてポスター展示を行い、終了後に参加学生へCertificateを授与しました。
2024年度は大学病院における外国人患者に対する支援体制や看護ケアについての調査を計画しています。
 2024年3月2日、大阪医科薬科大学看護研究会においてポスター発表を行いました。

Writing Group

本プログラムは、ミネソタ州立大学マンケート校が主催となり複数の国の研究者がZoomを用いて週1回の頻度で12週間交流しながら論文執筆を進め、最終的にはその論文を国際雑誌に投稿することを目指す企画です。
自己紹介や自身の研究を紹介するところから始まり、お互いに進捗状況を報告していく中で、専門外の研究者にも伝わる論文を書くにはどうしたらよいか、投稿する雑誌を選ぶときに気を付ける点など、論文執筆だけでなく、投稿までのプロセスについて議論を行い、看護学部・看護学研究科における国際研究活動をサポートしていきます。

  • 2024年度参加者
  • 2023年度参加者
  • 2022年度参加者

教員研究活動

協定校との教員の研究交流、国際共同研究の推進を行っています。

Julia Glösmann(ジュリア・グロスマン)教授ご来訪

2024年7月23日にオーストリアのザンクト・ペルテン応用科学大学看護学部のJulia Glösmann教授が本学にご来訪されました。当日は、鈴木学部長、国際交流委員会の飛田委員長、勝山委員、野瀨委員との昼食懇親会の後に、看護学部学生によるキャンパスツアーに参加されました。
・大学病院へのご訪問も希望され、勝間田病院長、中山看護部長とのご挨拶・ご歓談の後に、中山看護部長からの病院・看護部紹介講義を受講され、渡邉看護副部長、専門看護師、病院スタッフの方々のご案内でA10病棟・化学療法センター等の見学をされました。
・Julia Glösmann教授からも、オーストリアと日本での医療・看護体制や看護教育について活発な意見交換することができ、大変有意義な訪問であったとご感想を頂きました。