社会医学は疾患の治療やケアを直接対象とする臨床医学とは異なり、関連する諸科学を総合して,個人と社会の健康と福祉の向上を目標とする医学です。医学教育では公衆生学、衛生学および法医学に分かれ、看護学部では特に公衆生学に重点が置かれています。目的は病気の治療やケアのみならず健康増進のために組織的な予防対策を行い、社会全体の健康管理と健康増進と健康寿命の延長を図ることです。
授業風景
授業科目
公衆衛生学、公衆衛生学実習、保健医療福祉概論、統計学、疫学、大阪を学ぶ、災害看護論、情報リテラシー
メンバー紹介
教授 | 土手 友太郎
公衆衛生学は、人々の集団を対象にして、その病気やけがから守り、それらを予防します。 医学で対象にするのは、既に病気になったり、けがをしたりした患者さんです。 公衆衛生で対象にするのは、人々の集団で、患者さんの集団であることもあれば、健康な人々の集団であることもあります。近年のわが国の公衆衛生学的社会問題として、少子高齢化、メンタルヘルス不調や生活習慣病の急増など多種多様な課題があり、卒業演習がその契機になるようテーマを設定しています。
2024年度卒業演習
2025年以降のわが国の看護職者の需要と供給のバランスに関する文献的検討