社会医学

社会医学は疾患の治療やケアを直接対象とする臨床医学とは異なり、関連する諸科学を総合して,個人と社会の健康と福祉の向上を目標とする医学です。医学教育では公衆生学、衛生学および法医学に分かれ、看護学部では特に公衆生学に重点が置かれています。目的は病気の治療やケアのみならず健康増進のために組織的な予防対策を行い、社会全体の健康管理と健康増進と健康寿命の延長を図ることです。

授業風景

授業科目

公衆衛生学、公衆衛生学実習、保健医療福祉概論、統計学、大阪を学ぶ、災害看護論、情報リテラシー

メンバー紹介

教授 | 土手 友太郎

健康を損ねる大半の原因は、自らの不適切な生活習慣です。私の研究テーマはメタボリック症候群ですが、看護職者が患者に指導するには、まずは学生自身が自らの生活習慣を把握し、行動変容できる能力を身につけることが必要です。授業で科学的知識を修得しても、実践することは容易ではありません。そこで卒業演習がその契機になるようテーマを設定しています。

2021年度卒業演習

新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言下における看護学生の食習慣の情報共有による行動変容に関する事例報告