基礎看護学

看護を専門とする者には、人々・状況を理解する力、人々中心のケアを実践する力、看護の質を改善する力、さらに、医療チームメンバーと協働していく力が求められています。基礎看護学分野では、看護の歴史や倫理、社会における看護の役割・機能について学び、批判的思考力や基礎看護技術力を持ち、科学的根拠に基づいたケアの提供ができる人材の育成を目指しています。

メンバー紹介

教授 | 宮島 多映子

「看護」とは?その対象である「人間」とは?私の疑問は、そこから始まります。
 学問は「人間を幸福にするための知識の体系」です。「看護が人間を対象とする以上、看護にはすべての学問が必要」です。臨床での看護経験と、専攻してきた応用社会学、看護生態学、環境医工学などの知識を総動員して、看護を学問として表現し、人間を幸福にする知識を提示することを目指しています。
 主なテーマは、看護技術の開発(内視鏡技師の臨床経験から開発したMiyajima式腹部圧迫法の臨床応用)、看護技術の生理学的研究(看護技術実施時の様々な生体反応)、看護用具の開発(高齢者の運動機器の開発など)です。また、情報メディアとしてのマンガを分析し、看護師のイメージや看護教育、看護管理の研究なども行っています。