2018年12月22日 第3回高槻市民いきいき健康講座を開催しました。

 2018年12月22日(土)に私立大学研究ブランディング事業活動として、本学と高槻市、高槻商工会議所、サンスター財団との共催で「第3回高槻市民いきいき健康講座」を開催しました。
 当日来場者は386名を数え、本会場は満席、中継会場もほぼ満席状態と、とても盛況な講座となりました。
 今回の健康講座では、濱田高槻市長、金田高槻商工会議所会頭からの開会挨拶、記念撮影を経て、講演、フレイルチェック体験及びパネルディスカッションを行いました。
 講演1は、東京大学の飯島教授により「なぜ老いる?ならば上手に老いるには」と題して、各地での実績をもとに、如何にしてオーラルフレイル予防を推進していくことが高齢者のフレイル予防に大切かについて、楽しく、面白く、時に真剣な眼差しでフレイルチエックの実演を交え講演いただきました。これらのお話、実演から、『自ら進んで行動すること』、『人とのつながりを持つこと』が、上手に老いるためには重要であることを、参加者にもよく理解していただけました。講演2は、新潟大学の小野教授が「高齢期のそしゃくの大切さ」と題して、フレイルにならないためには口腔健康の維持が大切で、そしゃくが体と心の健康につながっていることを、解りやすいスライドと資料を用いてご講演されました。会場から驚きや感心の声が多く起こり、それぞれの講演があっという間に終わりました。
 その後、飯島教授、小野教授に加え、砂野高槻市歯科医師会副会長、久保高槻中央地域包括支援センター主任ケアマネジャー及び辻高槻市健康福祉部長寿介護課長によるパネルディスカッションが、植野先生(本学口腔外科学教室)の司会進行のもとで行われました。
 最初に地域医療及び行政の立場から、高槻市の高齢化対策の現状について説明があり、続いて飯島教授と小野教授に対する市民からの質問をもとに、行政等の今後の展開について話をされ、最後は飯島教授から行政及び市民に向けての希望の言葉をいただくと、会場は大きな拍手と歓声に包まれ、パネルディスカッションが終了しました。
 今回、高槻商工会議所、サンスター(株)及びサンスター財団と協力して1か月前からのチラシ配布や事前の申し込み受付を行い、結果として定員300名を大幅に超える市民の参加をいただくことができました。高槻市民の健康意識の高さが目立ち、講演会を運営する立場としてとても嬉しい限りです。本学研究ブランディング事業をもっと周知し、「健康寿命をのばす たかつきモデル」が高槻市で浸透するように、積極的に活動を進めて参りたいと思います。
  • 開演直前の会場の様子
  • 開会挨拶「濱田市長」
  • 開会挨拶「金田会頭」
  • 濱田市長中心に記念撮影
  • 講演中の飯島教授
  • 講演中の小野教授
  • パネルディスカッション
  • 閉会挨拶「牧山理事長」