第4回高槻市民いきいき健康講座

第4回高槻市民いきいき健康講座が開催されました。

 2019年7月20日(土)に本学研究ブランディング事業の活動として、高槻市、高槻商工会議所、サンスター財団との共催で第4回「高槻市民いきいき健康講座」を開催しました。前回に続き、今回も374名を数える多くの来場者で、本会場(看護学部講堂)だけでなく、事前に用意して中継会場もほぼ満席状態と、梅雨の不安定な天候にもかかわらずとても盛況な市民講座となりました。
 開催の冒頭には、濱田高槻市長、金田高槻商工会議所会頭そして本学 大槻学長による開会挨拶、その後、2つの講演とそれぞれの講師への質疑応答を受ける形で進行しました。
 講演の1つ目は、近畿大学の伊木教授が「いつまでも丈夫な骨でいるために」と題して、長年収集されたデータと実績をもとに、いつまでも健康に動くため、体を支える骨の老化をおさえることが高齢者にいかに大切であるかを、科学的な知見とユーモアな話題を交えて、わかりやすく講演していただきました。
 講演の2つ目は、東京都健康長寿医療センター研究所の平野部長より「老いへの予防は“オーラルフレイル対策”にあり」と題して、口腔健康の維持が大切で、オーラルフレイルの対策を行うことが心身の健康維持、老いの予防に繋がることを、解りやすいイラストや動画を用いて講演いただきました。
 どちらの講演時にも、会場から参加者からの驚きや感心の声がわき起こり、2時間の講演があっという間に終わっていました。
 最後に、サンスター財団 牧山理事長より2つの講演についての感想を交えながら閉会の挨拶をいただきました。終了時には、会場から一層盛大な拍手が起こり、お二人の講演がいかに来場者の心を掴んだのかが解り、終始非常に良い雰囲気につつまれての閉会となりました。
 今回もまた、本学と高槻商工会議所、サンスターグループ及びサンスター財団様と協力して約2か月前からのチラシ準備、作成、配布等を行った結果、事前の予約数は400名に達し、定員300名を大幅に超える市民の参加をいただくことができました。高槻市民の健康意識の高さを肌で感じることができ、この事業を通じて市民との一体感を得た喜びは、言葉では言い尽くせないものでした。  
 これからも、健康意識の高い市民の皆様の期待にこたえることができる「健康寿命をのばす“たかつきモデル”」を広めて参りたいと思います。
 最後に、講演会の安全な開催にご協力いただきました救急医学教室教授高須朗先生、本院看護部部長中山サツキ様に心よりお礼を申し上げます。

  • 開演直前の会場
  • 開会挨拶する濱田市長
  • 開会挨拶する高槻商工会議所 金田会頭
  • 開会挨拶する大槻学長
  • 講演中の伊木先生
  • 中継会場の模様
  • 公演中の平野先生
  • 閉会挨拶するサンスター財団牧山理事長