国際交流センター

国際交流センターは3学部の国際交流委員会の委員長を主要なメンバーとします。
対面やオンラインなど様々な学びの場を提供し、海外の大学・病院を身近なものにすることで、学生や教職員個々の可能性をひろげ、ひいては本学の国際化に貢献できるよう、センターとしても努力していきます。

センター教員

センター長 小野 富三人(医学部 生理学教室 教授 )
副センター長 星賀 正明(医学部 内科学Ⅲ教室 教授)
副センター長 戸塚 裕一(薬学部 製剤設計学研究室 教授)
副センター長 飛田 伊都子(看護学部 慢性期成人看護学分野 教授)
副センター長 小林 未明(国際交流センター 講師)

センターの主な業務

●国際交流計画・協定締結
●国際交流協定機関等からの学生受け入れ
●国際交流協定校等への学生の留学派遣
●海外からの教員、研究員の受入れ
●国際シンポジウム等交流イベント開催
●教員の海外留学サポート

本部キャンパス新講義実習棟8階の国際交流センターでは、本学の学生と留学生の交流の場として「交流スペース」を設けています。

センター長挨拶

新たに発足した国際交流センターのセンター長としてご挨拶申し上げます。本センターは旧大阪医科大学と旧大阪薬科大学の合併に伴い、全学的に国際関係の業務を統合して扱うために2023年に発足しました。
旧大阪医科大学では、本学卒業生で元外務大臣の中山太郎先生の名を冠した中山国際医学医療交流センターがあり、世界中の多くの大学と協定を締結して学生の交換留学を行ってきました。コロナの影響でここ3年ほどは交流が制限されていましたがやっと交換留学が再開しました。今後さらに医学部、薬学部、看護学部でそれぞれ協定校も増やすなどして、交流が盛んになることを目指しています。
学生はパンデミックの間にも国際交流の機会を模索していました。各学部の国際委員会もオンラインなどで交流の機会を提供しましたし、学生の自主的な活動もありました。その結果、アメリカ医師国家試験のstep1に在学中に合格したり、卒業後すぐに英国の大学院に合格したり、国際医学クイズ大会で活躍したりなどの結果を出しており、このような報告を学生たちから聞いて心強く思っています。今後センターとしても、今までの活動範囲にとらわれず学生・教職員を問わず支援を行っていきたいと考えています。引き続きのご理解・ご支援をよろしくお願いいたします。

国際交流センター長
小野富三人


Welcome to the Global Center at Osaka Medical and Pharmaceutical University (OMPU). Following the merger of two Universities, Osaka Medial College (OMC) and Osaka University of Pharmaceutical Sciences (OUPS), it became necessary to merge departments handling international affairs at each University and run them cohesively and efficiently, which led to the establishment of the Global Center on the main campus in 2023.

At Osaka Medical College, international affairs were handled mainly at the Nakayama International Center for Medical Cooperation, named after late Dr. Taro Nakayama, who was an alumnus of OMC and a foreign minister of Japan in 1990s. Agreements for exchanging students were established with multiple medical schools around the world. Numerous OMC students visited foreign Universities and conversely, we accepted many foreign students over the years.  The activity of the Nakayama International Center for Medical Cooperation was severely inhibited by the COVID-19 pandemic, unfortunately. Now that the pandemic is coming to an end after three years, we finally resumed exchanging students. We hope to continue traditions of OMC and OUPS and extend them further.

Of note, interest on the part of our students for international experience remained keen even during the pandemic. The Nakayama International Center for Medical Cooperation and the International Office of OUPS utilized online platforms to provide virtual experiences for such students. Students independently explored areas not traditionally covered by the Nakayama International Center for Medical Cooperation, which led, for example, to multiple students passing USMLE Step1 and an alumnus being accepted to the graduate school of a British medical school. A group of students also participated in international medical quiz competitions online and had a valuable experience to compete and interact with foreign medical students. We aim to cover these areas in the near future and assist students in such activities. 
Last but not least, assisting faculty in international affairs is also an integral mission of the Center. We hope we can help faculty to nurture more interaction with foreign researchers / doctors and to stimulate research / education activities at OMPU.
If you are interested or need consulting, please feel free to contact us, and we sincerely hope that we can help you building your future career.


Fumihito Ono
MD, PhD
Director of the Global Center

本部キャンパス 新講義実習棟8階

安全な海外留学のために

=海外渡航への注意喚起=

世界情勢の悪化により、ヨーロッパを中心にテロ警戒レベルが最高水準に引き上げられています。フランス、ベルギーでは空港や観光施設への爆破予告も頻発している状況です。海外渡航を予定している人は、外務省のHPなどを参考に、渡航先の状況をよく確認し渡航の判断をして下さい。また、渡航する際は必ず渡航届を提出し、たびレジへの登録も行って下さい。

中山国際医学医療交流センターの航跡

大阪医科大学 中山国際医学医療交流センターは本学の卒業生である中山太郎博士のご意志により、医学教育、研究、医療技術の国際交流を目的として1998年1月に設立されました。
2021年4月の大阪医科大学と大阪薬科大学の統合により、医療系総合大学としての特色を活かした国際交流を推進すべく、2022年、国際交流機構をしたことに合わせて発展的に解消しました。

中山太郎先生を偲んで

折しも中山国際医学医療交流センター閉設誌の校了と重なるように、元外務大臣中山太郎先生(元法人理事・本学昭和27卒)の訃報に接しました(2023年3月15日逝去、享年98歳)。
長きに渡り国会議員を務められた中山先生は、国際社会における日本の貢献の大切さを説かれました。本学においては、医学・医療における世界への貢献、グローバル人材の育成を念頭に、国際交流の場の設置を提唱され、1998年1月に先生を会長にお迎えし、「中山国際医学医療交流センター」を設置しました。
人と人との出会いを大切に、医学・医療の英知を共有し、国際社会をけん引するグローバル人材を育成するという中山先生の御遺志を新生大阪医科薬科大学国際交流センター(Global Center)が引継ぎ、本学の国際交流を進めることを誓い、中山太郎先生のご冥福をお祈りいたします。

2023年3月30日
学長 佐野浩一