看護学研究科長のご挨拶

大阪医科薬科大学大学院看護学研究科長 赤澤千春教授

 2010年に大阪医科大学看護学部が誕生し、2022年度までの卒業生は854名となり、看護師・保健師・助産師として臨床に携わっておりますし、ここ2,3年で大学院に進学し研究や教育に進んでいる者もおります。臨床での経験は看護に関する見識を大きく育てることになっていると考えます。大学院ではその経験を糧に、様々な講義や演習を通して学びを深め、そして知識となって身についていきます。そのためには自ら疑問を持ち、多方面から調べ、読み込み、思考して、他の大学院生や講師陣とディスカッションすることが必要となります。このディスカッションするための準備は大変ですが、ここの準備をしっかりとまとめてくると、学びも深くなりますし、思考過程も磨かれます。このような学び方は大学院でしかできないことでもあります。慣れるまでは大変ですが、それを続けたときに、「これだ」と思えることが出てきます。その時、皆さんは一皮むけた思考過程を持てると思います。
 看護学研究科はそのような人材を育成することを目的としています。そうしたことで、修了生が地域の医療に貢献し、看護の質の向上に貢献できる人材となると自負しております。そのような人材がこれからもますます増えることを願っておりますし、取り組んでいきます。今後とも皆様方のご協力・ご指導のほどお願い申し上げます。

大阪医科薬科大学大学院
看護学研究科長
赤澤 千春