老年看護学

指導教員

久保田 正和 教授

これまで「糖尿病の食事・運動療法」や「認知症の病態解明、認知症ケア」をテーマに、看護学的視点、医学的視点両面から研究を行ってきました。近年では、認知症の発症・進行度と、生活習慣には相関があることが明らかになってきています。適切な時期に適切な食事介入や運動指導が、認知機能低下の予防に有効であるか調査を継続しています。
現在は、老年看護学分野において最重要課題である「認知症の看護」を中心に研究を行っています。認知症看護の専門職として必須である認知症の原因疾患、行動心理症状の理解、看護技術などの知識について最新のエビデンスを学び、認知症高齢者とその家族への理解を深めることを目指しています。現在は携帯型脳活動計測装置(fNIRS)を用いて、認知リハビリテーションの効果を可視化し、その過程で看護者の関わり方が効果に及ぼす影響について客観的な分析を進めています。老年看護学分野全般、特に認知症の看護に興味のある方、ぜひ一緒に研究をしましょう。

樋上 容子 講師

大学院生

久保里香(教育研究コース、M2)
上野山恵子(高度実践コース、M2)
関川加奈子(高度実践コース、M1)

博士前期課程(修士)

教育研究コース(2019年度~)

「老年期を生きる人」の価値観や信念を尊重した看護を実現するために、エビデンスに基づいた高齢者ケアのための理論的基盤を養います。また、喫緊の課題である超高齢社会に適合した制度やシステム、終末期の高齢者意思決定支援などについて、ディスカッションや発表を中心とした講義を行い、その課題と対策を探求します。さらに最重要課題である「認知症看護」について最新のエビデンスを学び、認知症高齢者とその家族への理解を深めます。

教育研究コース修了生テーマ

2020年度修了

吉田良平:認知リハビリテーション実施時において遠隔環境下での看護師のかかわりが脳血流量に与える影響(The Effects of Remote Nursing Interventions on Cerebral Blood Flow during Cognitive Rehabilitation.)

高度実践(CNS)コース(2020年度~)

高齢者の療養生活を支援するための専門的知識に基づいた高度な看護判断ができる能力を身につけ、高齢者および家族に卓越したケアを提供できる老人看護専門看護師の育成を目指しています。特に認知症老年看護、在宅における老年看護について治療法や看護技術、在宅ケアシステム等の最新のエビデンスを学び、複雑な課題を抱える認知症高齢者、あるいは在宅で療養生活を送る高齢者を支援するための高度な看護実践について学びを深めます。

※専攻分野共通科目
老年看護学特論、老年看護アセスメント論、老年期病態治療論、老年看護援助論、老年看護サポートシステム論
※専攻分野専門科目
老年看護学演習Ⅰ(在宅)、老年看護学演習Ⅱ(認知症)
※実習科目
老年看護学実習Ⅰ(特別養護老人ホーム、阪大病院)、老年看護学実習Ⅱ(訪問看護)、老年看護学実習Ⅲ(大阪医科薬科大学病院)

指導者は本学教員に加え、CNS(老人看護、慢性疾患看護)、CN(認知症看護、訪問看護)、老年学、老年医学、認知症リハビリテーションの専門家です。

博士後期課程(博士)(2021年度~)

「老年期を生きる人」の価値観や信念を尊重し、高齢者が持てる力を発揮できるために、最新のエビデンスに基づいた高度な看護ケアの追求や、その評価方法の開発に取り組んでいます。学生は老年期における健康課題の解決に向けて、課題の明確化と共に、新たな方策を開発する力、研究成果を発信する力を培い、1人の研究者として老年看護学の知識体系の発展に貢献できる能力の修得を目指します。

各種勉強会

抄読会

週に1回、勉強会や抄読会やを行っています。大学院生が研究テーマに関する論文を紹介し最新の知見を得られるようにしています。また紹介論文の中で研究方法についての疑問等があれば大学院生を中心にディスカッションを行います。

大阪医薬大 高齢者well-being研究会

老年看護学の大学院生、OB、OGを中心にして、高齢者のwell-beingに専門職としてどうアプローチするのか、探究し続ける会です。

第1回 大阪医薬大 高齢者well-being研究会 (2021年8月17日)
 渡邉拡人先生(慢性疾患看護CNS)を迎え、事例を用いた研究会を開催します。