1.GPA(Grade Point Average)制度について
1) GPA と制度の目的
従来の単位制度における各科目の評点と修得単位数は、主に学修の量を示していたが、GPA は特に学修の質を示す指標である。制度の目的は、GPA を導入することにより学修状況をより明確に把握し、学修を一層有益にすることである。
GPA は学業成績通知書に記載されるため、学年平均GPA と比較する等、各自の学修状況把握に役立ち、グローバルな学修計画ができる。また、海外留学申請時に必要な学修到達指標となり、留学等の申請の際、留学先からGPA の提出を求められたときに、これを利用することができる。
2) 評点と評語およびGP(Grade Point)の関係
各科目の評点を下記の評語(アルファベットで略称)とし、相応するGP を付与する。
※但し、平成28 年度以前の入学生は、評点90 ~ 100 点の評語を優(A)とする。
評点 | 評語 | GP |
---|---|---|
90〜100点 | 秀(S) | 4.0 |
80〜89点 | 優(A) | 3.0 |
70〜79点 | 良(B) | 2.0 |
60〜69点 | 可(C) | 1.0 |
59点以下 | 不可(D) | 0.0 |
3) GPA の算出

* GPA の算出から除外する科目
他大学で取得した単位互換科目、認定科目および卒業要件とならない科目は、GPA の算出から除外する。
2.履修登録について
1 )履修登録及び履修登録の取り消しは、学生の自己責任において行う。
2 )選択科目のみ前期・後期とも履修登録取り消し期間を設けるが、必修科目は取り消しできない。
3 )不可(D)となった科目及び不可(D)となった科目を再履修する場合も、それらの科目数はGPA 算出のための総履修登録単位数に含めるため、学修履歴を学業成績通知書に残す。
3.GPA の学修指導への活用について
GPA は、学生自身の履修計画の作成に活用する。また、前学期のGPA が2.00(望ましい基準に達している)未満となった学生に対し、チューター教員等による学修指導を実施し、成績状況によっては、履修科目単位数を制限するなど集中した学修を促す場合がある。