公衆衛生看護学実習Ⅰ

公衆衛生看護学実習は、保健師を目指す学生が行う実習です。
産業保健や健康危機管理のひとつである感染症対策を行う施設では1週間の実習を行います。
特に産業保健を学ぶための事業場で行う実習では、労働者が健康でいきいきと働けることを目指して、どのように健康支援がされているか、実際の安全衛生管理体制や労働環境について学びます。

【学生の声】

●事業場の特性により健康問題や職場環境は異なるため、それらを踏まえた上で、労働者が健康で働き続けることができるように支援することが産業保健スタッフの役割であることを学びました。
●職場巡視ではどのような作業環境なのか、実際の作業姿勢を理解することにより、保健指導に活かすことができるのだと感じました。産業医と保健師は労働者と一体になって安全衛生を守っているのだと学びました。
●作業環境管理、作業管理、健康管理を土台とした、企業独自の安全管理体制や産業保健活動を、産業医や保健師を含めた企業全体が一体となって実施することで、作業を安全により良く実施しつつ、労働者の安全と健康を守れるよう、取り組んでいることを学びました。
●看護職だけで健康課題の解決に取り組むのではなく、人事部門や部門の上長と連携し、一人一人の意識、予防、問題を改善できる環境づくりを行う必要があると学びました。
●病院での看護と違い、事業場に務める看護職は、長期的かつ継続的に支援することができる強みがあります。それにより、労働者のニーズや個性を理解して関わることができるのだとを学びました。
●保健師と労働者との関わり方や保健指導の面談での聞き方など対話での工夫についての講義が印象的でした。この人になら相談しようと思えるためにも労働者と保健師との信頼関係を築くことの大切さについて学びました。
●働きながら行動変容を行わなければならない人に対して保健師は、対象者にしてほしいことだけを伝えるのではなく、どうしたら改善することができるのかなど対象者と解決策について一緒に考える姿勢を持って対応することが大切であることを学びました。

実習の様子

大同DMソリューション株式会社様に実習のご協力をいただきました。
http://www.daidodms.co.jp/