基礎看護学実習Ⅰ

基礎看護学実習は大阪医科薬科大学病院で行います。
基礎看護学実習は1年次の基礎看護学実習Ⅰ、2年次の基礎看護学実習Ⅱから構成されています。

基礎看護学実習Ⅰでは、外来における実習と病棟での実習を、週1回半日のペースで10週間に渡って行います。学内で学ぶ講義や演習と臨床での実践とをうまく融合できるようなプログラムを組んでいます。本実習では、看護活動の場や他職種の活動内容を知り、看護の専門性や多職種連携、対象者と全人的なかかわりができるための基礎的能力を培います。

(学生より)

・今回の環境測定の実習を通して、患者さんが過ごしやすい環境・安全で安楽な環境は必ずしも基準値であるわけではないこと、さらに患者さん一人一人の状態や希望でも求める環境は変化すること、看護師自身は自分たちも音を出している環境の一部であるという意識をすべきであることなどを学ぶことができました。

・献血してくださった方、血液製剤の管理をしてくださった方、血液製剤を輸送してくださった方すべての人の思いを感じながら、人の働きが無駄にならないように丁寧・慎重に扱わなければならないと感じました。患者さんを守るためにも、看護師が輸血した血液の情報や、患者さんの様子をしっかり観察し、記録をすることが大切だと思いました。

・看護師は、外来の待ち時間が長引いている場合は、患者に声をかけに行くようにされていて、医療者側の事情を知らない患者に配慮しているのだと知りました。
多職種で連携し、優先順位をただちに決め、多くの患者を受け入れることができるように行動する看護師が必要であると感じました。