Post-CC OSCE

診療参加型臨床実習を行うStudent Doctor認定のためにPre-CC OSCEが必須です。一方、医学生が「診療参加型臨床実習で学ぶべきことを十分に修得できたか」どうかの評価も必要です。
2020年から「医学部卒業時に臨床研修開始可能な能力を修得しているか」を担保するため、臨床実習後OSCE(Post-CC OSCE)が導入されました。Post-CC OSCEは、CATO(公益社団法人 医療系大学間共用試験実施評価機構)提供の「機構課題」と、各大学が作成する「独自課題」で実施されます。
Pre-CC OSCEと同じように、シミュレーションを活用した試験が行われます。模擬患者やシミュレーターなどのシミュレーションを活用することで、客観性と均一性が保たれた医療面接かつ身体診察環境が提供でき、試験としての公平性担保の根拠となります。Post-CC OSCEはまさに診療参加型臨床実習の総括的評価と言えます。