精神/放射線診断コース

精神/放射線診断コースの精神神経科では、基本的な精神症状の評価の仕方、面接法、治療を学び、精神疾患への理解を深めます。
また当科では、学生1名毎に指導医1名がつく個別指導制を導入しています。
医学的な知識だけでなく、良好な医師患者関係の構築に必要となる医療コミュニケーションの指導も心掛けています。

学生の声

カンファレンスに参加するとこから外来見学、病棟対応まで医師について回ることができるので1ヶ月の実習期間で、病院内での働き方を知ることができました。
病棟の患者さん対応では、入院中の患者さんに対して診察、診療録の記載、症例サマリーの作成を行うことで患者さんに直に触れ合うことができ、病状が良くなっていく様子を患者さんと共に喜び合うことができました。
また期間中に開催された多職種合同カンファレンスでは、医学部・看護学部・薬学部の学生で1人の症例を検討することで、より良い医療を提携するための多職種連携の大切さを学ぶことができました。
今回、病院内で実習をすることで今まで座学として蓄積してきた知識が実際の経験に変わりとても良い勉強になりました。

精神神経科では、カンファレンスの際に病状だけでなく、患者さんの病前性格や職業などその人の社会背景についても多く話し合われていました。
これは患者さんとのコミュニケーションが大切な精神神経科の特徴であると感じました。私も、これから医師を志す上で、病気だけでなく患者さんの背景などその方自身を診ていける医師になりたいと思います。

患者さんが言おうしていることを察して言葉にし、本当の悩みや苦しみに気づいてあげる事でラクになっている患者さんもいて、コミュニケーションとノンバーバルコミュニケーションの大切さを学びました。
特に認知症の方では患者さんだけでなく、そのご家族の方のケアもしないといけないことに気づきました。
外来での医療面接はどの科でも必要な事なので、初めての病院実習の中でいい経験ができました。