総合診療コース

総合診療コースでは、総合診療科での臨床実習を通し、診療に必要な総合的な知識や技能を学びます。
また、輸血室では安全で適正な輸血実施に向けた、臨床医としての基本的な知識、技能、態度を習得します。

総合診療科

チーム医療を通し、患者さんのために全力を尽くす医師に求められる医師の義務と裁量権に関する基本的態度、習慣、考え方と知識を身につけることを目指します。

感染症・安全対策

感染症の原因・病態生理・症候・診断・治療について学び、さらに予防と感染制御および医療安全対策について自ら学習できる能力を養います。

輸血領域

様々な診療科で実施される輸血療法について、関連検査から投与に至るまでの全般について理解するのみならず、献血を起点とするわが国の血液事業の現状を理解することにより、安全で適正な輸血実施に向けた、臨床医としての基本的な知識、技能、態度を習得します。

学生の声

小グループの全員参加型の実習で、これまで勉強してきた知識をまとめるのに最適の実習でした。自分が勉強不足なところや、知識が曖昧だったところもはっきりと知ることができました。最後に行なった、いくつかの症例に対する対応の仕方を考える時間は、実際に実習で患者さんと接する際にも参考になることが多く、早速ためになっているなと感じています。
検査演習の体験については一人ひとりに少しずつ引っ掛けがある症例になっており、他のメンバーの結果なども一緒に考察する時間があり、色々なパターンの結果を学ぶことができました。とてもおもしろかったです。
充実した実習でしたが、もっと学びたいという気持ちが残ってます。4週間の中で、とても記憶に残った実習でした。

先生方は、輸血室での検査演習やロールプレイなどを通して、私たちの疑問にも丁寧にやさしく教えてくださりました。ありがとうございました。
輸血の適応について判断することはもちろん、輸血中、輸血後に副作用が起きていないか確認しなければいけないこと、また、輸血について患者さんや患者さんの家族からの質問に的確に答えることの重要性を学びました。
輸血は将来どのような進路をとろうとも必ず行わなければならないことであると感じました。輸血を含め、それぞれの診療科別に勉強するだけでなく、あらゆる診療科にまたがることも重要な事項は特にマスターしておく必要があると感じました。

輸血関連検査から輸血用血液製剤の使用に至るまで、あらゆる内容を幅広く親身になって教えていただきました。少ない時間の中でも学生が理解しやすいように、ロールプレイを交えたり、検査技師さんのお手本を見せていただいたりと、非常に意義のある実習に参加させていただきました。
輸血製剤の投与に関するロールプレイは患者さんや患者さんの家族に対して必要な部分をわかりやすく、それでいて必要以上の不安を与えないように説明することが非常に難しいと感じました。専門用語は私たちにとっては日常のものでも、患者さんにとっては難しく不安を与える可能性があると学びました。また、患者さんやご家族にとって何が一番必要な情報で、それをどのように伝えるべきなのかまで考慮して伝える必要があると感じました。
患者さんにわかりやすく伝えるために、患者さん側の視点に立って何が必要なのかを学び、考えることができました。