第9回医療統計セミナー 「調整すべき変数はどれ?DAGを多変量解析に役立てよう」

日時 2022年12月14日(水) 18時00分~19時30分
会場 大阪医科薬科大学 講義実習棟2階 学Ⅱ講堂
講師 後藤 温 先生(横浜市立大学医学部医学科 公衆衛生学教室 教授)
対象者

現地&オンラインのハイブリッド開催で最大約35名の方々にご参加をいただきました。


第9回医療統計セミナー「調整すべき変数はどれ?DAGを多変量解析に役立てよう」を現地&オンラインのハイブリッド形式開催いたしました。

 


多変量解析を試みる際に、解析に組み入れる変数を決めることに悩む場合があります。

調整のために一つの変数を解析に組み入れることで新たなバイアスが生じることもあります。

 「要因Xは結果Yの原因となる」という因果関係を立証したり、「結果Yと関連する要因にはXがある」というような探索的な分析をしたりする際には、見せかけの関係性を作り出す第3の因子Z(交絡)の除去が必要です。しかし、ある特定の因子を多変量解析で”調整”すると、反対にバイアスの原因になることがあります。どの変数を調整すべきかを視覚的な考えることができるツールにDAG(Directed Acyclic Graph)があります。

 

今回は変数選択の重要性およびDAGを基本を学ぶことでき、すぐに研究に活用可能な実践的なセミナーでした。

 

本セミナーの動画や資料は学内の教職員及び大学院生の方限定で、本学e-learningシステムELNOにて今後公開される予定です。
繰り返し学んでいただければ幸いです。