
精神科を志した理由
幼い頃から絵を描くことやデザインすることに興味があったのですが、高校生の頃に関連した仕事として描画療法やコラージュ療法というものが心理学の世界にあると知りました。元々心理学という学問にも興味があり、様々な媒体や学問を通して人間性や気持ちの動きを理解しようとする心理師としての在り方に、より惹かれていきました。また、様々な領域におけるボランティアを通して、患者さんはもちろんのこと、患者さんのご家族も含めて困りごとに対して一緒に取り組んでいくことの重要さを学ぶにつれ、心理師として実際に関わりたいと志し、現在に至ります。
私の仕事紹介
精神科だけでなく、様々な診療科からのニーズに合わせて外来や病棟において心理アセスメントや心理療法を行っています。患者さんのみならず、家族や周囲の環境、それぞれの思いを大切にしたいと考えており、データとして表現されにくい事柄についても丁寧にアセスメントし、関わっていきたいと思っています。自分の思いや考えを誰かに話すことは簡単なことではなく、多くのエネルギーや勇気が必要なことだと私は感じており、それらを支えるお手伝いができるように、日々患者さんや医療スタッフ、先輩への感謝を忘れずに仕事に取り組んでいます。
教室の魅力
風通しの良い雰囲気は非常に魅力的だと思います。心理的な視点を大事に考えてくださる先生が多く、患者さんのことについて丁寧に話を聴いてくれます。加えて先生方の意見や研究、専門分野についてもお聞きする機会があり、自分の知識をアップデートさせていただける場でもあると考えています。また、雑談したり、困ったことがあれば助け合ったりと、声をかけやすい職場だなと思うことは多く、私自身助けられている場面も多くあると感じています。