研究テーマ
医療を始めとする公共政策とその背景の政治・経済・法・社会の仕組みに迫る
医療を含む公共政策はそれぞれ高度な専門知に基づくものですが、一方それだけで完結するものでなく、政治・経済・法・社会と密接な関係にあります。医療などが全体としてどのような制度になっているのか、(一見不合理に見えたとしても)なぜそのような制度として成立しているのかを考えることは、よりよい医療を考察し、よりよい医療人になるための知識と感性を身につけられます。城下は、日本政治外交史・現代日本政治を専攻しています。
キーワード
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研究内容
専門分野は政治学で、主に日本政治外交史・現代日本政治についての研究を行っています。自民党政権の成立・展開・変容について、社会保障政策や圧力団体との相互関係などの観点から研究しています。
代表的論文
2024年
- 城下賢一「政党優位の政策決定 食料安全保障と農業政策の見直し2022-2023」『大阪医科薬科大学薬学部雑誌』3号、75-87頁、2024年。
2023年
- 城下賢一(2023)「規制改革と農政2013-2019:規制改革会議における農政議論の推移」『大阪医科薬科大学紀要人文研究』54号、71-88頁。
- 城下賢一(2023)「岸信介と佐藤栄作 : 兄弟の戦後政党政治史」『日本歴史』896号、99-105頁。
2022年
- 城下賢一(2022)「日本薬剤師協会による薬業経済安定のこころみ1958-1963」『大阪医科薬科大学薬学部雑誌』第1号、5-18ページ。
2021年
- 城下賢一(2021)「農協農政運動の展開 政治的影響力確保のための活動」『大阪薬科大学紀要』第15号、33-44ページ。
2020年
- 城下賢一(2020)「岸内閣の内政と外交」筒井清忠編『昭和史講義【戦後篇】』下巻、筑摩書房。
- 城下賢一(2020)「小沢一郎論」『季論21』49号、136-146頁。
- 城下賢一(2020)「薬事法改正と行政・団体関係1956-1960 自民党政権初期の政策決定過程の事例分析」『立命館大学人文科学研究所紀要』124号、169-203頁。
- 城下賢一、木多悠介、海野大地、田中将太、落合優翼、中村凌太郎、鹿島晶子(翻刻)「「高田浩運日記」1960年7月-12月」 『大阪薬科大学紀要』14号、173-210頁。
- 海野大地、城下賢一、田中将太、木多悠介、落合優翼、中村凌太郎(2020)「解題と翻刻 「西潟為蔵日記」大正2年1月-6月」『立命館大学人文科学研究所紀要』124号、205-265頁。
2019年
- 城下賢一(2019/3)「解題「「高田浩運日記」1960年7月〜12月」」『大阪薬科大学紀要』14号、201-210頁。
- 城下賢一、 木多悠介、 海野大地、 田中将太、 落合優翼、 中村凌太郎、 鹿島晶子(翻刻)(2019/3)「「高田浩運日記」1960年7月〜12月」『大阪薬科大学紀要』14号、173-201頁。
2018年
- 石田徹、高橋進、渡辺博明(以上編著)、水山光春、奥野恒久、城下賢一、大村和正、寺川史朗、福島都茂子(2019/2)『「18歳選挙権」時代のシティズンシップ教育:日本と諸外国の経験と模索』法律文化社、240頁(担当「範囲:民主主義と政治教育蠟山政道の政治教育論をもとに」)。
- 城下賢一(2019/3)「解題「厚生省薬務局長日記 ——「高田浩運日記」 1959年7月〜1960年6月」」『大阪薬科大学紀要』13号、6頁。
- 城下賢一、木多悠介、小林愛恵、海野大地、鹿島晶子(翻刻)(2019/3)「厚生省薬務局長日記 ——「高田浩運日記」 1959年7月〜1960年6月」『大阪薬科大学紀要』13号、50頁。
2017年
- 阪野智一・近藤正基編著、城下賢一、安周永、林成蔚、尾玉剛士、梶原克彦、西山隆行『刷新する保守』弘文堂、21-53頁。
2016年
- 宮本太郎、山口二郎、山崎幹根、城下賢一、篠田徹、坪郷實、吉田徹、井手英策、田中拓道、田村哲樹(2016)『リアル・デモクラシー』岩波書店、347頁。
2015年
- 落合恵美子、大嶽秀夫、姫岡とし子、辻由希、豊田真穂、山森亮、Ilse Lenz、山本耕平、左海陽子、小泉明子、守如子、城下賢一、橘木俊詔、柴田悠、酒井千絵(2015)『変革の鍵としてのジェンダー 歴史・政策・運動』ミネルヴァ書房、317頁。
2014年
- Sirin Sung, Gillian Pascall, Sook-Yeon Won, Jessie Wu, Xiaoyuan Shang, Karen R. Fisher, Ping Guo, Lai Ching Leung, Kimio Ito, Emiko Ochiai, Kenichi Johshita, 2014, Gender and Welfare state in East Asia: Confucianism or Gender Equality?, London: Palgrave, 198p.
2013年
- 鎮目真人、近藤正基、下平好博、加藤雅俊、安周永、稗田健志、筒井淳也、柴田悠、渡辺博明、大村和正、中島晶子、西山隆行、相馬直子、北山俊哉、城下賢一(2013)『比較福祉国家』ミネルヴァ書房、368頁。
2012年
- 城下賢一(2012)「占領期の日本遺族厚生連盟の活動とその政治的影響力」『立命館大学 人文科学研究所紀要』97号、91-114頁。