第2回医療系大学のための教学IRセミナーを開催しました

お知らせ

実際のスケジュール

2022年9月15日(木)

「第2回医療系大学のための教学IRセミナー」を開催しました



 大阪医科薬科大学IR室では、昨年に引き続き獨協医科大学教学IRセンターと合同で、「第2回医療系大学のための教学IRセミナー」を開催しました。
 当日、セミナーにご参加いただきました皆様、運営にご尽力いただきました方々に厚く御礼申し上げます。

開催概要


 開催日時:2022年9月15日(木)17:00~19:40
 開催方法:会場(本学看護学部講堂)及びZoom
 参加者:63名(主催者・スタッフを除く)
 対象:IRおよび教務運営担当の教職員
  (なお、受講者には、受講証明書を発行しセミナー資料と共に送付致しました。)

 Zoomでの参加者は第1部のみでセミナーを終了し、第2部「情報交換会」は会場限定で行われ、第一部の講演者・コメンテーターと参加者で教学IRを巡る様々な課題について意見交換を行いました。

参加者の人数・所属・職種・IR経験年数

参加人数・参加大学の設置区分
 前年の45名を上回る63名(34校63名)となりました。
 国公私立(設置区分)及び学校種の別については、私立大学18大学46名、国立大学11大学12名、公立大学4大学4名、外国の国立大学1校1名でした。私立大学からの出席者が7割超を占めるものの、国立大学、公立大学からも一定数の参加があり、外国からの参加もありました。

参加者の担当学部
 医学部が32名、看護学部は16名、全学部は5名、その他は10名となっており、過半数が医学部であるものの、看護学部も四分の一を占めています。

参加者の職種
 職種の別については、教員51名、事務職員12名でした。

参加者の経験年数
 経験年数は、1年未満が22%、1~3年未満が22%、3~5年未満が24%とほぼ均等であり、5年以上と経験なしが10%でした。

参加者からのフィードバック


(セミナー終了後のアンケートのご回答の一部をご紹介いたします。)
・いずれも素晴らしいご報告でした。
・どちらの紹介においても課題や実例を挙げていただき大変参考になりました
・医療系に特化したIRの研究会は私自身初めてでしたが、やはりより自分の仕事と関連性があり、大変ためになりまた勉強になりました。
・初学者のため、大変勉強になりました。ありがとうございました。今後とも参加させてください。
・初めての参加でしたが、とても興味深く、勉強になりました。
・3つのご報告を伺い、報告順序が逆だとさらに理解しやすかったように思います。馬醫先生と山岸先生のご報告は実践的であり、特に山岸先生はIRの入門としてもわかりやすい内容でした。また栃澤先生のご報告は、さらに一歩踏み込んだ応用編ともいうべき内容で、一所懸命に取り組むほど陥っていく罠、ループのお話は臨場感をもって、興味深く聞かせていただきました。また次回も参加させていただければと思います。ありがとうございました。
・具体的なお話がうかがえて大変勉強になりました。IRがなく教員が奔走し、まさに栃澤先生の図式に陥っている本学を何とかしないといけないと思いました。学内の各種データの活用法なども、今後の展望を考えるうえで参考になりました。
・内部質保証と言われ、数年が立ったが、渦中で業務にあたる者としては、今回のセミナーは非常に寄り添っていただける内容でした。
・入試の受験者の匿名化に関する情報をあげていただきありがとうございました。

次回取り上げて欲しい項目


(セミナー終了後のアンケートのご回答の一部をご紹介いたします。たくさんの貴重なご意見をいただきありがとうございました。)
・卒業時学修成果の包括的な評価について
・他大学の事例
・ジョブローテーションにおける人材育成
・IR専任ではなく、教員業務と兼任している先生の実践例のご紹介
・卒業時学修成果の評価
・外部評価のためのアンケート類が非常に多くなっており、ただただ学生に負担をかけがちのため、学生の負担軽減のための工夫、学生自身が調査結果を振り返り等に活用するような取り組みがありましたらお聞きしたいです
・IR室の先生方と、実際にその分析結果を役立てている部署とのタイアップ発表があればいいなと思います。他大学の教務系の方の分析結果の活かし方についても聞いてみたいです。
・他大学の事例もご紹介いただければ参考になると思います。
・医学部等の入学時から卒後教育における追跡調査の実状


 大阪医科薬科大学IR室では、今後もIRの活動や大学教育について実務者レベルで情報交換ができる場として教学IRセミナーを定期的に開催したいと考えております。また、共催大学としての活動に興味がある担当者の方、是非、お声がけください。

 次回のセミナーでお目にかかることを、心よりお待ち申し上げております。

 (以下にイベント開催告知時のお知らせをご参考までに掲載いたします。)

 大阪医科薬科大学は、第2回医療系大学のための教学IRセミナーを獨協医科大学と合同で開催します。9月15日(木)17:00~20:00、大阪医科薬科大学本部北キャンパス(大阪府高槻市八丁西町7番6号)とオンラインの同時開催となります(どちらも先着50名)。大阪医科薬科大学、獨協医科大学でのIR運営や実践内容を具体的な事例を交えてお伝えする予定です。ご興味のある方は是非、お早めにお申し込みください。



日時:2022年9月15日(木)17:00~20:00(オンラインは第一部のみ18:40まで)
開催方法:大阪医科薬科大学本部北キャンパス(講堂)会場ならびにオンライン(zoom)
定員:会場参加50名、オンライン参加50名(それぞれ先着順)
対象:IRおよび教務運営担当の教職員 ※非医療系大学の教職員も参加可能です。
参加費:無料 ※会場参加の旅費(キャンセル料)等は自己負担になります。
参加申込:参加申込受付は終了致しました。



※会場では国と自治体、ならびに大阪医科薬科大学のガイドラインに沿った感染対策のうえに実施します。ただし、感染状況によりオンラインのみの開催になる場合があります。

【主催】大阪医科薬科大学IR室、獨協医科大学教学IRセンター
【お問合せ先】大阪医科薬科大学IR室(担当):外山、村上  ir-ompu@ompu.ac.jp


【当日のタイムテーブル】 17:00~20:00



開会 挨拶(大阪医科薬科大学 佐野 浩一 学長/IR室長)17:00~17:10

第1部 医療系大学における内部質保証とIR 17:10~18:40
① 医療系教育の質保証の特徴とIR(大阪医科薬科大学 栃澤 健史)
医療系学部・大学は、一般大学の教育の質保証のあり方とは異なります。そうした医療系大学における質保証とIRのあり方について議論します。

② 看護学教育におけるIRの活用(獨協医科大学 馬醫 世志子)
看護学部におけるIRの活用例を紹介しながら、看護学教育における(また医療系学部共通の)教学改善のためのIRの方法や自己点検・評価への活かし方を議論します。

③ 医療系大学におけるIR活動の課題(獨協医科大学 山岸 秀嗣)
IRをすでに活用している医療系大学・学部の現場からみた、IRをうまく機能させるために克服すべき課題について具体例を共有しながら検討します。

④ コメント
安田 稔人(大阪医科薬科大学 看護学教育センター/IR室兼任 教授)
宮崎 誠(大阪医科薬科大学 薬学教育研究センター/IR室兼任 教授)

⑤ 質疑応答

第2部 IRに関する情報交換会(会場開催のみ)19:00~20:00
IR担当の方や教務担当の方はもちろん、IR導入を考えている方、IRに関心を持っている方など、それぞれの立場で抱える課題や疑問などをテーマごとにグループにわかれて、解決に向けて立ち入った内容をディスカッションします。

以上