学修実態

1.本学の教育方針

(1) 建学の精神の理解

薬学部全体では、「建学の精神」を学生の12.0%が「かなり理解している」と回答しており、「ある程度は理解している」を加えると70.2%の学生がある程度以上理解している。学年別でみると、理解している学生の割合は同様であるが、1年生で「かなり理解している」と回答した割合がやや高い。

(2)ディプロマポリシー(学位授与の方針)の認知

① 医療人として相応しい倫理観と社会性を有していること。

② 国際化に対応できる基礎的な語学力を有していること。

③ 薬の専門家として必要な幅広い科学的知識・技能・態度を有していること。

④ 薬剤師として医療に関わるための基本的知識・技能・態度を有していること。

⑤ チーム医療や薬物療法に必要な専門的知識・技能・態度を有していること。

⑥ 薬の専門家に必要なコミュニケーション能力及びプレゼンテーション能力を有していること。

⑦ 地域における必要な情報を適切に発信し、人々の健康増進、公衆衛生の向上に貢献する能力を有していること。

⑧ 薬学・医療の進歩に対応するために自己研鑽し、次なる人材を育成する意欲と態度を有していること。

⑨ 薬学・医療の進歩と改善に役立てる研究を遂行する意欲と科学的根拠・研究に基づく問題発見・解決能力を有していること。

薬学部のディプロマポリシーの認知については、薬学部生全体で7~8割が各項目をある程度以上知っていると回答している。ただし「国際化に対応できる基礎的な語学力を有していること」に関しては、薬学部全体である程度以上知っている学生が46.2%である。

(3)今年度、身についた能力や態度
(ディプロマポリシーに対する自己評価)

*卒業年次の6年生は6年間を振り返って回答

① 医療人として相応しい倫理観と社会性を有していること。

② 国際化に対応できる基礎的な語学力を有していること。

③ 薬の専門家として必要な幅広い科学的知識・技能・態度を有していること。

④ 薬剤師として医療に関わるための基本的知識・技能・態度を有していること。

⑤ チーム医療や薬物療法に必要な専門的知識・技能・態度を有していること。

⑥ 薬の専門家に必要なコミュニケーション能力及びプレゼンテーション能力を有していること。

⑦ 地域における必要な情報を適切に発信し、人々の健康増進、公衆衛生の向上に貢献する能力を有していること。

⑧ 薬学・医療の進歩に対応するために自己研鑽し、次なる人材を育成する意欲と態度を有していること。

⑨ 薬学・医療の進歩と改善に役立てる研究を遂行する意欲と科学的根拠・研究に基づく問題発見・解決能力を有していること。

ディプロマポリシーとして掲げられている項目に関する達成度の自己評価では、薬学部生全体で「かなり身についた」または「ある程度身についた」とする回答がどの項目においても6割程度となっており、5~6年生では7~8割程度である。

2.今年度の授業を振り返って

(1)授業への積極的な参加

薬学部生全体では、88.9%がどちらかと言えば積極的に参加したと回答している。1~3年生で「とても積極的に参加した」学生の割合がやや高い。

(2)アクティブラーニングの状況

① ディスカッション、ディベート(議論・討論)

② グループワーク(小グループや班別授業)

③ プレゼンテーション(個人またはグループでの発表)

④ 実習、フィールドワーク(実習・臨床実習などの授業や学外に出向く授業など)

⑤ 予習・復習を行うことを前提とする授業が行われる

⑥ 定期的に小テストやレポートが課される

⑦ レポート等提出物の添削と返却が行われる(教員からのフィードバックがある授業)

薬学部では、学年とアクティブラーニングの項⽬によって経験に差があり、薬学部生全体では「予習・復習を行うことを前提とする授業が行われる」と「定期的に小テストやレポートが課される」については約8割、それ以外の項目では6~7割程度が経験したと回答している。

(3)授業カリキュラムの満足度

 薬学部生全体では、13.1%が「とても満足した」と回答し、「どちらかと言えば満足した」とする回答と合わせると約8割が満足している。

(4) 現在あるいは将来役立ちそうな授業

薬学部生全体では、34.0%が「よくあった」と回答し、「時々あった」とする回答と合わせると90.5%の学生が授業を役立つものだったと評価している。

(5)授業全般への評価

① 授業全般でよかったと評価できるところ

② 授業全般で欠けていたと思うところ

授業全般で「よかった」と評価できることについて薬学部生全体でみると、「充実した授業内容」22.5%、「わかりやすい説明」21.5%、「適切な授業レベル」15.9%の順で高く、「なし」と回答した割合は15.8%である。一方、「欠けていた」と思われることについては、「なし」と回答した割合がもっとも高く27.4%、「わかりやすい説明」20.1%、「よく考えられた授業計画」17.9%の順である。

3.教員との面談

(1)面談の利用

(2)面談に対する評価

薬学部生全体でアドバイザー教員との⾯談をしたのは42.5%である。面談を利用した学生における満⾜度をみると、薬学部生全体では「とても役に立った」とする回答が21.9%であり、「どちらかと言えば役に立った」とする回答と合わせると83.8%が満足している。

4.UNIVERSAL PASSPORT (UNIPA) の利用

(1)今年度の利用状況

(2)UNIPAの利用目的

(3)UNIPA「マイステップ」の利用状況

UNIPAを週1回以上利⽤する学⽣は、薬学部全体で74.3%である。学年別でみると、1年生と2年生では「ほぼ毎日利用する」学生が4~5割、「週2、3回利用する」と「週1回以上利用する」を合わせると約8割が利用している。一方、5年生と6年生では約半数が「ほとんど利用していない」と回答している。
利用目的についてみると、割合の高い順に「お知らせ機能確認」45.7%、「日々の授業スケジュール確認」41.7%、「授業の教材や課題のため」35.9%である。
UNIPA「マイステップ」利用状況については、薬学部生全体で「よく利用する」または「ときどき利用する」学生が22.3%である。

5.授業外学習

(1)予習・復習時間

① 平均的な1日あたりの予習時間

② 平均的な1日あたりの復習時間

授業外学習について、予習、復習とも6年生がもっとも1⽇あたりの勉強に費やす時間の割合が高い。そのほか学年別にみると、予習時間に関しては1〜5年⽣で1時間未満が5割~6割であり、復習時間に関しては1~3年生で約3割、4年生で約4割、5年生で約半数の学生が1時間未満である。

(2)授業以外の学習方法

授業以外の学習方法は、高い順に「授業用教材(プリント・シラバス)を中心としている」64.3%、「教科書、参考書を中心としている」53.9%、「自分のノートを中心としている」41.6%である。

(3)授業以外で学習する相手の有無

薬学部生全体では、授業以外で学習するときに「一人のときがほとんど」が60.7%であり、「どちらかと言えば一人のときが多い」をあわせると86.5%である。学年別でみると、友人と一緒に学習すると回答した割合が高いのは1年生の25.0%である。

6.入学以降の総合的な学修成果(結果)満足度

薬学部生全体では、「大変満足している」が10.4%、「満足している」と合わせると59.8%が満足していると回答している。学年別でみると6年生がもっとも高く71.9%である。