研究活動における生成AIの取り扱いについて

本学の「生成AIの取り扱いに関する基本方針」に基づき、研究活動における生成AIの適切かつ有効的な利用に際しての注意点を以下に示します。

生成AI から得た内容をそのまま利用しない

論文等の成果発表の内容はオリジナルでなければなりません。論文作成において生成AI から得た内容をそのまま記載することは著作権侵害や研究不正行為(盗用、剽窃)とみなされる恐れがあります。
生成AIを活用して得た情報に関しては、その引用元や出典を確認して、必ず裏付け、検証を行ってください。また、生成AIの情報を鵜呑みにせず、批判的思考も働かせて論文作成し、原著者として論文のオリジナリティーを確保してください。

個人情報、未発表の研究成果、秘密情報等を入力しない

生成AIは、入力された情報を蓄積・学習し利用するため、意図せず情報漏洩に繋がる可能性があります。セキュリティ上に課題があることを認識し,個人情報、未発表の研究成果、大学の機微情報等は入力しないでください。

論文投稿規程を遵守する

出版社によっては、学術誌の投稿規程に生成AIの使用に関する規則を定めている場合があります。生成AIを利用した研究者は、どのように利用したかの情報を緒言部(Introduction)、方法(Methods)、謝辞(Acknowledgements)などに明記することが求められることがあるので、投稿規程を熟読のうえ遵守してください。
なお、研究活動のうち、学位論文や卒業論文等の作成における生成AI の取り扱いについては、「成績評価にかかる試験、成果物における生成AIなどの利用について」(学生向け)に従うこととします。
今後も継続的に文部科学省等からの情報収集を行い,適宜注意点を見直し、お知らせします。