藤井 晋也
FUJII SHINYA
薬学部 機能分子創製化学研究室
FUJII SHINYA
薬学部 機能分子創製化学研究室
カテゴリー:医薬品
研究開発段階
課題と解決策
- 血栓溶解療法(t-PA)や血管内治療は、発症後8時間以内と時間的制約が厳しく、また基礎的疾患がある患者は除外されるため、適応率が低い
- 脳保護剤エダラボンは治療効果が限定的で、日本以外の承認が進まない
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- プロゲステロン(P4)の持つ神経保護作用に着目
- 代謝制御や交差活性といった既存化合物の弱点を克服した「非ステロイド型PRアゴニスト(AYS-325)」を創製

選択性・薬物動態
- PRに対してアゴニスト活性を示し、従来のPRアゴニストで問題となっているグルココルチコイド受容体(GR)に対する活性は示さない
- ステロイド誘導体のほか、Tanaproget(非ステロイド型)と比較しても顕著に高いPR選択性を示す
- 皮下投与において、P4より高い血中濃度維持を確認

治療効果
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光血栓法による脳梗塞マウスモデルにおいて、梗塞体積が有意に減少
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ローターロッド試験において 脳梗塞後の運動障害を劇的に改善
他に・・・
- in vivoおよびin vitroにおける抗炎症作用を確認 ⇒ 脳梗塞における神経炎症を抑制し、ペナンブラ保護による急性期の治療効果を発揮すると期待
- PRアンタゴニスト(Mifepristone)の同時投与による効果の消失から、PR依存性を確認
- in vivo循環毒性および代謝毒性も検討済
出口戦略
● 新たな治療薬が渇望されている、脳梗塞急性期におけるファーストインクラスの治療薬開発へ
● 脳梗塞急性期の脳保護剤のみならず、他の炎症性疾患へ水平展開が可能なプラットフォーム技術へ
特許
- 関連特許出願中