田中 智人TANAKA TOMOHITO
医学部 産婦人科学教室 /
医学部 総合医学研究センター トランスレーショナルリサーチ部門
カテゴリー:医薬品
研究開発段階
研究のポイント
- 正常細胞のみならず、癌細胞からも細胞外小胞といわれる、硬い膜につつまれたカプセルが放出されている
- 癌細胞は、特異的な細胞外小胞を放出し、浸潤や転移を起こしやすくしているので、このメカニズムを解析する
- 癌特異的細胞外小胞の放出を阻害できれば、癌の進行を防げる可能性があり、癌の進行抑制剤の開発につながることを期待している
研究の背景と概要

正常細胞のみならず、癌細胞からも細胞外小胞といわれる、硬い膜につつまれたカプセルが放出されていることがわかり、この細胞外小胞内の物質は、癌細胞の転移や腫瘍免疫などに深くかかわっていると考えられる。細胞外小胞にはmiRNAのみならず、様々なノンコーディングRNAや、蛋白などが含まれ、これらをターゲットにした新規治療薬や、早期発見のスクリーニングシステムの開発が期待されているが、その機序には不明な点が多い。また、癌細胞は特異的な細胞外小胞を放出していることがわかっており、癌特異的細胞外小胞自体を不活化できれば、癌の進行を遅らせることが可能である。
産学連携の可能性
癌細胞が放出する細胞外小胞は、細胞膜上に特異的表面抗原を持つことが解っており、これをターゲットにした細胞外小胞自体を不活化させる薬剤開発を目指している。
関連論文・知財
1. Cancer-Specific miRNAs Extracted from tissue-Exudative Extracellular Vesicles in Ovarian Clear Cell Carcinoma. Maruoka H, Tanaka T, et al. Int J Mol Sci 23(24), 15715, 2022
2. Validation of a Patient-Derived Xenograft Model for Cervical Cancer Based on Genomic and Phenotypic Characterization. Miyamoto S, Tanaka T, et al. Cancers (Basel) 14(12), 2969, 2022
3. Patient-Derived Xenograft Models in Cervical Cancer: A System atic Review. Tanaka T, et al. Int J Mol Sci 22(17), 9369, 2021
[特許] 出願中
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