教員からのメッセージ 飛田伊都子

飛田 伊都子 教授
■ 専門分野/慢性期成人看護学分野

詳しくはこちら

【自己紹介】

私は、国内のいくつかの大学病院で看護師として勤務した後、海外の大学で看護を学びました。その頃から血液透析患者さんを対象とした研究を行っており、日常生活を送るために必要な体力を維持・向上できる支援を行っています。このような研究を始めて20年以上が経過しましたが、今でも課題が見つかり、その度に新たな研究に取り組んでいます。患者を支援するということは容易ではなく、とても奥が深いことだと感じています。

【看護職として国際的に活動する】

私が海外で看護を学びたいと思い留学した時は、周りに留学した人や留学したいと思っている人がほとんどいませんでした。今はグローバル人材を育成することが求められていますが、当時は応援してくれる人もあまりいない時代でした。しかし、当時の自分が毎日実践している看護が国際的なレベルに達するものなのか知りたかったのです。言語の壁はありましたが、留学したことは貴重な経験だったと思っています。

【学生さんへのメッセージ】

本学ではいくつもの国際交流の企画が準備されています。もし私が学生であれば参加したいものばかりです。本学の皆さんの中には、将来看護師として海外で活動する方がいるかもしれませんし、日本に来た外国人の対応をするかもしれません。また、異文化の方との交流は、自分の視野が拡がり、多様性を学ぶことができます。言語の違いだけでなく、物事の捉え方や考え方が違うことを知ることによって、自分の国や地域、家族や友人との関わり方を見つめ直すきっかけになると思います。興味のある学生さんは積極的に国際交流に参加していただきたいと思います。