第10回医療統計セミナー「関数データ解析入門と医学データ分析への応用」

日時 2024年2月6日(火) 18時30分~20時00分
会場 大阪医科薬科大学 新講義実習棟3階 P302教室
講師 松井 秀俊 先生(滋賀大学 データサイエンス学部 教授)
対象者

現地、オンラインのハイブリッド開催で最大約83名の方々にご参加をいただきました。 


第10回医療統計セミナー「関数データ解析入門と医学データ分析への応用」を現地&ZOOMによるハイブリッド形式で開催しました。

    


医学分野には、心電図や脈波などの一定の規則がある連続的データがあります。他にも、成長・発達のフォローアップや治療経過のモニタリングなどのために、時点ごとに繰り返し測定している指標が多数存在しています。これらは測定時点が限られることで離散データ(1ヶ月に1回のデータなど)として扱われますが、本来その個人の中では連続しているデータなはずです。これらのデータを関数化処理して、連続的な関数として分析する手法が関数データ解析(FDA; Functional Data Analysis) です。

関数データ解析は国内ではまだ馴染みのない手法ですが、心電図や脈波などの一定の規則がある連続的データや、治療経過のモニタリングなどのために時点ごとに繰り返し測定している指標を扱うことが多い医学研究にはとても相性がいい解析手法です。

セミナーでは関数データ解析の基本的な内容から数理的側面および医学系研究への応用事例までを松井先生にご解説いただきました。


本セミナーの動画や資料は学内の教職員及び大学院生の方限定で、本学e-learningシステムELNOにて今後公開される予定です。
繰り返し学んでいただければ幸いです。