【2025年4月25日プレスリリース】医療統計学研究室の片岡 葵非常勤講師と伊藤ゆり特務教授の論文により、飲食店の禁煙化に部分規制を伴う法改正では不十分な実態を明らかになりました。

神戸大学大学院医学研究科の片岡葵特命助教(大阪医科薬科大学医療統計学研究室 非常勤講師)と、筑波大学医学医療系の村木功教授、地域医療振興協会ヘルスプロモーション研究センターの中村正和センター長、大阪医科薬科大学医療統計学研究室の伊藤ゆり特務教授の研究グループは、改正健康増進法および東京都受動喫煙防止条例(以下、法律・条例)の施行前後における飲食店の全面禁煙化の実態を明らかにしました。日本で現在施行されている法律・条例では飲食店は全面禁煙化とはならず、いくつかの条件のもと喫煙が継続できるようになっています。
本研究は、このような部分規制を伴う日本の法律・条例下で、法律・条例による規制を受ける飲食店と受けない飲食店の双方に焦点を当てて法律・条例の施行が飲食店の禁煙化に与えるインパクトを評価した国内で初めての研究です。

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