精神看護のコツをみせるための視聴覚教材の開発

新田 和子
NITTA KAZUKO

看護学部
カテゴリー:看護

研究開発段階

 

研究のポイント

  • 精神看護リエゾンナースの経験を活かした、精神看護研修教材開発
  • 看護師の精神看護の質の向上に向けた現状分析
  • 在院日数の短縮化

研究の背景と概要

デジタル化の進展に伴い教育においても視聴覚教材の利用が活発になっている。しかし精神看護に関する視聴覚教材は少なく、Youtubeなどでは精神症状や心理反応の解説動画も増えているが、学生向け教材としての質の担保面で課題がある。
精神看護は、患者の知覚や情緒、思考に働きかけ、その特徴を行動に結びつけていくことが重要となる。しかしながら、看護師の行為だけを見ると、思考や情緒に働きかける意図的な活動は第三者には理解されづらい。さらに、看護師もそのような意図的な活動をあえて語ることは少ないこともあり、精神看護分野の見える化が他分野に比べ遅れていることにつながっていると考えられる。 
一方、社会的ニーズとしては、日本ではうつ状態や自殺者数も年々増加し、精神的に生きづらさを抱えた人への対応が政策的課題ともなっており、精神看護のニーズは高いと言える。精神看護の見える化が進むことは、日常的なコミュニケーションや感情コントロール、生活再構築などの側面で生きづらさを抱える人の理解を助けることに繋がり、共生社会の育成に重要な役割を担うのではないか。
具体的な活用場面としては、まず、授業や研修でのイメージトレーニングや啓蒙活動で活用できるのではないかと考えている。アレンジすることで研修会での啓蒙活動にも使えるであろう。精神疾患を患う方のご家族や、精神障害者と接したことがない地域生活者への啓蒙や教育に役立つと思われる。

産学連携の可能性

研修資料のコンテンツは保有しているので、授業や病院研修会などで使用する視聴覚教材の開発を共同で行う企業を求める。