医学部生対象に「手術支援ロボット(da Vinci Xi Surgical System)研修会」を開催

教育

2026年2月7日(土)、「手術支援ロボット(da Vinci Xi Surgical System)研修会」を開催しました。本研修会には、医学部3~4年生の3名に加え、研修医の先生方も参加し、内視鏡外科教育研修室 佐藤澄室長の指導のもと、シースパイク、リングコースター、縫合練習などのプログラムに取り組みました。学生たちは初めて操作する最新鋭の手術支援ロボットに、当初は戸惑いを見せる場面もありましたが、真剣に操作の習熟に励んでいました。手術支援ロボット「ダヴィンチ」を複数台使用し、学生や研修医がトレーニングを行える環境は、高度な医療体制を有する大阪医科薬科大学病院と、医学教育を担う大阪医科薬科大学医学部との連携によって実現しています。研修終了後、参加した医学部生からは、「力加減のコントロールが難しかったが、非常に奥が深いと感じた」「ぜひまた参加して、さらに技術を学びたい」といった感想が聞かれ、ロボット手術への高い関心と意欲がうかがえました。本研修会は、医学部生にとって先進的な医療技術を体感し、将来の進路や医師としてのキャリアを具体的に考える上で、大きな刺激となる有意義な機会となりました。

参加した学生のコメント

医学部4年 村上 歌穂

手術見学の際に先生方が操作されている様子は拝見したことがありましたが、実際に自分で操作するのは初めてだったため、大変貴重な経験となりました。座ったまま操作できることや、3D画像を見ながら手術を行える点、さらに関節が最大540度回転する点に大きな魅力を感じました。
一方で、クラッチ操作を使いこなすことは難しく、ズーム後に適切な位置で再び鉗子を操作することに苦労しました。また、気づくと右手だけで操作していることが多く、左右の鉗子をバランスよく使う難しさも実感しました。縫合の際には力加減が特に難しく、あまり引っ張っていないつもりでも、最初は糸が切れてしまうこともありました。
学生のうちにこのような貴重な経験をさせていただき、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

医学部4年 吉田 真衣

現在、私はクリニカルクラークシップの病院実習で消化器外科を回っており、実際にダヴィンチ手術を3件見学させていただきました。プロのスピード感と繊細な操作を見た直後での今回のダヴィンチ体験会は、絶好のタイミングであり、とても楽しみにしていました。
体験会では、いきなり手術を模した練習をするのではなく、ゲーム感覚でリングを角に嵌め込む練習やイライラ棒のタイムレースを行い、ダヴィンチの操作に慣れることから始まりました。最後には血管に模したチューブで単純縫合を行いました。無意識に外科の先生方のスピード感に寄せようと急いでしまったことや、遠隔操作であるためロボットアームにどの程度力がかかっているのかを指先の感覚で判断できず、丁寧な操作に苦戦しました。一方で、ダヴィンチの手ぶれ補正や感覚的な操作のおかげで、距離感やアーム操作には徐々に慣れることができました。
実際の手術では、組織ごとに力加減を変える必要があると伺い、体験会よりも遥かに高度な操作が行われていることを実感しました。このような貴重な体験の機会をご用意してくださった先生方、関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

医学部3年 山﨑 晟

大学受験の際に耳にした「da Vinci」という医療ロボットについて詳しく知ることのできる良い機会になると思い今回の研修に参加しました。
実際に操作してみてまず思ったのは、とても直感的に操作できるということです。ブレがなく自分の思った通りに動いてくれるので短時間のうちに操作に慣れることができました。術者の動きを数分の一に縮小して反映されるため実際の手術と比べより精緻な動きが可能になっており、人為的なミスが起こりにくいと感じました。また、座ったままで操作できることや視野の広さが確保されているという点において医療者の負担の軽減につながると思いました。
これらのda Vinciの強みはこれからの医療の可能性を大きく広げる一端になると感じました。学生のうちから実際にda Vinciを操作させてもらい、また開発に関わっている方や臨床で活躍されている医師の方から直接お話を伺えたことは将来のことを考える上で本当にいい機会になったと思います。ありがとうございました。