医学部生対象に「手術支援ロボット(da Vinci Xi Surgical System)研修会」を開催

教育

2026年9月5日(土)、医学部生を対象とした「手術支援ロボット(da Vinci Xi Surgical System)体験会」が開催されました。
医学部5年生2名が参加し、内視鏡外科教育研修室の佐藤澄室長の指導のもと、シースパイク、リングコースター、縫合練習などのプログラムを体験しました。
参加学生は、最新鋭の手術支援ロボット「da Vinci」の操作に真剣に取り組み、実際の手術操作を想定したトレーニングを通じて、ロボット支援手術への理解を深めました。初めての操作に戸惑いながらも、繊細な手技の難しさや奥深さを実感し、熱心に練習に取り組む様子が見られました。体験終了後には、「実際にda Vinciを操作してみて、その精密さや可能性の大きさに驚いた」「将来の医療において重要な技術であると実感し、さらに知識や技術について学びたい」といった感想が聞かれ、ロボット手術に対する高い関心と学習意欲がうかがえました。手術支援ロボット「da Vinci」を用いた実践的なトレーニングは、高度な医療体制を有する大阪医科薬科大学病院と、医学教育を担う大阪医科薬科大学医学部との連携によって実現しています。本研修会は、学生にとって先進的な医療技術を体感し、将来の進路や医師としてのキャリアを考える貴重な機会となりました。

参加した学生のコメント

医学部5年 月原 佑理子

この度のda Vinci体験会は、参加者が2名という少人数であったこともあり、長時間にわたり手術支援ロボットの操作を体験することができ、大変充実した時間となりました。実際に自身の指先の動きとロボットアームを連動させてみると想像以上に難しく、思い通りに操作できない場面も多々ありました。この体験を通して、先生方がいかに高度な操作を自然に行っているか、その技術の高さを実感しました。また、片手のみに頼るのではなく、左右のアームをバランス良く協調させることが正確で円滑な操作の鍵になるという実践的な気づきも得ることができました。今回、恵まれた環境で実機に触れることができた経験を今後の手術見学にも活かし、術野だけでなく先生方の手元の動きにも注目することで、ロボット支援手術にとどまらず外科手術全般への理解をさらに深めていきたいと思います。このような貴重な機会を設けていただき、誠にありがとうございました。

医学部5年 樋口 華子

今回で2回目となる手術支援ロボット「da Vinci」の操作体験を通して、ロボット手術ならではの特徴や難しさを改めて実感しました。1回目の体験では操作方法を理解することに精一杯でしたが、今回はこれまでの実習で見学した開腹手術や腹腔鏡手術での経験を思い出しながら操作することで、より実際の手術を意識して体験することができました。da Vinciは鉗子を操作しても組織を把持したときの感触が直接手に伝わらないため、画面から得られる視覚情報と、これまでの手術で経験した自分の触覚を結びつけて、力加減を判断することが重要だと感じました。実際に操作してみると、自分が思っていた以上に強い力で鉗子を挟んでおり、縫合の際には意図せず縫合台を持ち上げてしまうこともありました。この経験から適切な力加減を身につけるには、ロボット手術だけを体験するのではなく、開腹手術や腹腔鏡手術を通して実際の組織の感触や操作を知ることも大切だと学びました。今後の実習でも、様々な手術を実際に見て体験する機会を大切にし、その経験と関連づけながら学んでいきたいです。
最後に、普段なかなか経験できないda Vinciの操作を体験することで貴重な学びを得ることができました。このような機会をいただき、ありがとうございました。