
在宅看護学実習は、大阪医科薬科大学訪問看護ステーションをはじめ、高槻市内および近隣地域の訪問看護ステーションで、2週間にわたり実施します。
この実習では、在宅で療養する人とその家族の望みや願いを大切にし、その人らしい生活の実現を支えることを大きな目的としています。からだやこころの状態だけでなく、日々の生活の様子、住環境、家族との関わり、地域とのつながりまでを総合的にとらえ、ケアマネジメントの視点を持って必要な看護を考えます。さらに、地域包括ケアの仕組みを理解するとともに、誰もが支え合う地域共生社会の中で、看護職がどのように役割を果たせるかを考え、実践につなげていきます。
【学生の声】

・在宅看護では、病院のようにすぐ検査ができないため、視診や触診などにより身体の状態を判断するフィジカルアセスメント力が大切だと学びました。また、住環境が療養者の健康にどのような影響を与えているかを考えることも重要であると学びました。自宅という慣れ親しんだ場所で生活することで、安心して過ごせたり、「自分らしく生きる」気持ちを大切にできたりするのだと感じました。
・訪問看護師は、療養している人だけでなく、その家族を含めで生活全体を支える役割を担っていることがわかりました。そのためには、本人や家族の気持ちや考えを聴き、一緒にどうしたらよいかを考えていくことが大切だと学びました。

・病院での看護との大きな違いは、限られた訪問時間の中で、次の訪問日までの体調の変化などを予測しながら必要なケアを実践することです。そのため、必要な情報を的確に把握し、本人や家族が納得し、主体的にセルフケアできる力を高めていくことが重要だと感じました。また、看護職だけでなく、他の専門職と情報を共有し協働して関わることにより、本人や家族を多面的に理解でき、より安全で、その人らしい生活を支えられることを学びました。


