4年次 統合看護学実習(小児看護学)

4年生の統合実習(小児看護学)では看護専門職者として、小児と家族の最善の利益を擁護する援助について考え、必要な多職種連携や保健・医療・福祉・教育との連携・協働のあり方を学びます。

2023年8月25日(金)~27日(日)淡路島の亀の井ホテル淡路島で、認定NPO法人難病のこども支援全国ネットワークが主催する、サマーキャンプ「つながろうキャンプin関西」が開催されました。
大阪医科薬科大学看護学部からは小児看護学を選択した4年生が統合看護学実習として、3名、教員1名が参加しました。
病気をもつ子ども21名とその家族が参加され、医療関係者や当大学の学生ボランティアなど含め総勢104名が参加されました。
子どもたちとの関わりを通して、子どもの障害や病気を理解し、家族と一緒に企画されているイベントに参加しました。家族からは、普段の子どもとの生活の様子や、生まれてから過ごされてきた日々の様子など、たくさんの話を伺う機会がありました。今後、看護師として活躍していくうえでの学びは大きく、大変貴重な機会となりました。
参加された家族からは、「どこかに出かけてもなかなか入れない場所がたくさんある。でも、このキャンプでは、普段あきらめるようなことに家族みんな一緒に参加できたり、チャレンジすることができた。今まで見たこともないような子どもの表情をたくさん見ることができた。医療者がいてくれることで安心して参加できる」といった意見が聞けました。また、夜には、親同士が交流できる交流会も開催されました。子どもたち、そして家族にとって、このキャンプの意義は大きく、またそれを支えるため参加した看護学部生にとっても病気をもつ子どもと家族の支援を考える意義のあるキャンプとなりました。