南 博也

精神科を志した理由

学生や研修医の頃は元々手先が器用な方ではないため外科系は考えておらず、漠然と内科系への入局を考えていました。しかし、研修医時代に当医局の先輩方や指導医の先生方にとても手厚くご指導頂き、というか一番飲み会に連れて行って頂き、ご飯も奢って頂き、気がつけば入局を宣言していました(笑)

私の仕事紹介

精神科病棟に入院している担当患者さんの治療をおこなったり、内科や外科といった他病棟からご相談のあった患者さんの様子を見に行ったり、認知症の専門外来での診療をしています。私は精神科領域のサブスペシャリティとして認知症を専門にしているのですが(まだまだ若輩者ですが)、一口に認知症と言っても色々な種類があり、また患者さん毎に症状のあらわれ方や薬物治療の反応性が異なっていることも多く、一人一人の患者さんを通じて日々勉強させて頂いています。あとはたま〜に講演会での発表や論文を書いたりもしています。

教室の魅力

私の研修医時代からそうでしたが、とにかく風通しが良く、さっぱりとした性格の先生方が多い医局だなぁと思います。カンファレンスなどでも、レジデントや若手医師が上級医や指導医に自分の考えや意見を積極的に伝えやすく、翻って自身のスキルアップに繋がりやすい環境にあると思います。また、良い意味で部活のようなノリというか雰囲気もあって、誰かに何か突然のトラブルや体調不良があった時のフォローも手厚いところも魅力です。こういった医局の特性もあってか、病棟の看護師さん達とも仲の良い関係性が築けていると思います。

メッセージ

一昔前とは異なり、徐々に日本でも精神科医療に対する偏見やスティグマが薄れてきており、むしろその需要は年々増えてきています。こういった流れを受けて精神科医の数も徐々に増えてくるものと予想されるのですが、その中で「まずは自分の腕を磨きたい」「しっかりとした臨床技能を培いたい」というお考えをお持ちであれば、是非一度当医局を見学に来て頂ければと思います。皆さんとお会い出来る日を楽しみにしています。