放射線腫瘍学教室は、がんの放射線治療を中心に診療、研究、教育を実施しています。放射線治療は三大がん治療のひとつであり、早期癌から進行癌まで、症状緩和から根治治療まで、がん治療のあらゆる段階に重要な役割を担います。位置精度を高める物理学的アプローチや増感効果をねらった生物学的アプローチなど、幅広い研究が可能です。近年の技術的進歩により、強度変調放射線治療(IMRT)や定位放射線治療(SRT)などの高精度治療が急速に普及しており、また、BNCT(ホウ素中性子捕捉療法)は診療、研究両面における今後の発展が期待されています。これらの最先端の治療、研究に的確に対応するため次世代を担う専門医の育成、医学物理士の配備などにも力を入れています。

研究テーマ、得意領域

  • 膀胱癌の進達度診断とバルーン閉塞下動脈内抗がん剤注入法(BOAI)
  • 頭頸部癌、脳腫瘍に対する強度変調放射線治療(IMRT)を用いた集学的治療
  • 早期肺癌に対する定位放射線治療
  • 乳癌に対する短期照射
  • 前立腺癌に対する強度変調放射線治療(IMRT)
  • 各種臓器に対する小線源治療
  • 再発悪性髄膜腫に対するBNCT(ホウ素中性子捕捉療法)の臨床治験

所属教員

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〒569-8686 大阪府高槻市大学町2-7 大阪医科薬科大学 放射線腫瘍学教室

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