学内施設の利用状況と満足度

1～4年生で図書館をよく利用する学生はおよそ3割です。大学では自習よりも日々の授業での勉強が中心となっているようです。しかし5年生になると 半数以上が頻繁に図書館を利用しています。6年生で利用回数が減るのは自学自習室を利用するためでしょう。図書館の満足度をみると、全体では約6割 がどちらかと言えば満足しており、不満に感じている学生は少ないようです。不満の理由として最多は、利用日時が限られ24時間自由に使えないためと のことでした。

国家試験を控える6年生には学内に自学自習室が割当てられています。毎日利用する学生が約6割、週の半分利用する学生も合わせると7割以上が利用していま す。一方、月に数回利用する学生も2割程度いることから、自学自習室がマイペースで利用可能である様子も窺われます。満足度をみると8割近くの学生が自学 自習室にたいして比較的満足しています。

学生地下食堂の利用は全体で3割に留まります。お弁当を持参している場合もあるでしょうが、学食以外にもキャンパス内にコンビニがあったり、キャンパス周辺でも コンビニや飲食店が多数営業していたりするなど昼食の選択肢が多いことが理由として考えられます。学年別では、週2~3回以上利用する1、2年生が1割程度、同じく5、 6年生では4割以上となっています。忙しくなる学年ほど、学食に頼る機会が多いようです。満足度に関しては、おおよそ4割が比較的満足していますが、どちらでもな い、比較的満足していない割合も3割弱となっています。理由をみると値段、味、品数に不満を感じる学生が多いようです。

多くの学生が年に数回利用しているのは、体調が優れない際の応急処置や相談だけではなく、定期健康診断や感染症予防のワクチン接種等で利用しているからだと考えら れます。割合は少ないものの頻繁に利用している場合もあり、心身のケア・サポートとして頼りにしているようです。利用については、半数以上が比較的満足しています。

1、2年生では半数以上が、5、6年生でも約3割がクラブ部屋をよく利用しています。入学して2年目までは部活に取り組む学生が多く、それ以降は勉強の忙しさに比例して利用回数が減っていく様子が見てとることができます。クラブ部室に関する満足度は、比較的満足しているのは全体で4割弱に留まっています。不満の理由としては、施設の古さ、汚さ、狭さの指摘が多数でした。