機能改善

胆嚢手術

胆嚢結石

胆石症とは胆汁の通過する胆道系に結石が形成される疾患の総称であり、結石部位により、胆嚢結石症、総胆管結石症、肝内結石症に分類されます。その中でも、胆嚢結石が70~80%であり、胆嚢結石が最も頻度が高い。

胆嚢結石

 

急性胆嚢炎

胆石症は急性腹症の3~10%を占める疾患であり、急性胆嚢炎の原因は90~95%が胆石症です。

 

腹腔鏡下胆嚢摘出術

腹腔鏡下胆嚢摘出術は、腹部外科手術の中でも、最も頻度の多い手術の一つです。
当院も腹腔鏡下胆嚢摘出術に関しては、以前より取り組んでいます。
その中でも、2009年より、当科は単孔式腹腔鏡下手術を導入しまして、2021年までに、胆嚢摘出術には1000例もの単孔式手術を経験してきました。

急性胆嚢炎で緊急手術が必要なときや、胆嚢癌を強く疑う時には、従来式の腹腔鏡下手術、もしくは開腹術になる時もあります。勿論疾患によって、適応は決めております。

 

当教室は、単孔式胆嚢摘出術において、術後の整容性のみならず、疼痛軽減効果があることも報告しました。

Asakuma M, Hayashi M, Komeda K, Shimizu T, Hirokawa F, Miyamoto Y, et al. Impact of single-port cholecystectomy on postoperative pain. Br J Surg. 2011;98:991-5.

単孔式胆嚢摘出術は、非常に有用な方法です

 

 

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