再発の少ない直腸脱手術
直腸脱とは肛門周囲の筋肉がゆるみ、肛門から直腸が脱出した状態のことをいいます。
直腸脱は便秘の原因になるだけでなく、痛みや血がでたりすることで、日常生活に支障をきたします。直腸脱に対する外科治療として、従来は肛門から手術する方法が多く行われてきましたが、再発することが非常に多く、最近ではお腹の中から直腸を固定する手術が行われるようになってきました(図1)。
再発率も非常に低く(5%以下)、腹腔鏡で行いますので、体への負担も少なく、高齢の方でも安全に施行できます。直腸脱でお困りの患者さんは外来担当医へ相談いただければと思います。
図1「再発の少ない直腸脱の治療 」
初診外来 木・土曜日:濱元宏喜