学生の皆様へ

初期研修について

初期研修の2年間では、臨床医として必要な全般的な医療知識・技能を学ぶことが重要です。当科では、診療の基礎と産婦人科救急の対応など下記目標を達成するために、各領域での担当医として治療に関わってもらうことで、基本的な産婦人科の知識を学びます。

①充実したカンファレンス
周産期、腫瘍、術前検討等のカンファレンスを通して、疾患に対する基礎知識を習得し、プレゼンテーション能力を培います。

②専門医によるミニレクチャー
婦人科専門医によるミニレクチャーを通して、医療現場で実際に役立つ技能を習得出来ます。

③見学ではなく担当医として
手技の習得には自身で体験することが最大の近道です。当科での研修では、見学するだけではなく積極的に診察、検査、手術等に参加して頂いております。

当科では、様々な初期研修プログラムの中から、御自身に合ったコースを選択して頂くことが出来ます。2年目の選択コース(2カ月)、専門性を高めたadvanced courseとしてのセミストレートコース(6カ月)、さらに専門性をさらに高めたsubspeciality courseとしてのストレートコース(12-14カ月)、高度な産婦人科専門医の育成を目指した重点コース(12-14カ月)の4つです。

大阪医科薬科大学における初期研修

重点コース

主な研修項目

選択コース
①女性診療科における問診・診察方法の基礎 
②正常分娩における分娩介助 
③産科救急疾患に対するprimary care 
④婦人科腫瘍性疾患に関する基礎知識 ⑤骨盤解剖・腹部手術の基礎

セミ・ストレートコース
①各分野(産科・婦人科腫瘍・不妊症・更年期)の疾患に対する診察・診断・治療 
②正常妊娠に対する管理・分娩等のマネージメント 
③産科救急疾患に対する診断・治療 ④臨床研究・症例の学会報告や論文発表

ストレートコース
①各分野(産科・婦人科腫瘍・不妊症・更年期)の疾患に対する治療計画の立案に関わる 
②新生児管理 
③地域連携病院での研修 
④婦人科内視鏡下手術の技術習得 
⑤基礎研究への参加

重点コース
ストレートコースの項目に加えて、主要学会での発表をして頂くことが出来ます。学会発表の経験は実績となるだけでなく、医師として大きく成長できるチャンスです。

各グループの臨床成績

よくある質問

Q 産婦人科ってどんな科?

一口に産婦人科といっても、実はいろいろな分野に分かれています。産科・婦人科腫瘍・不妊症・女性予防医学(更年期)といった分野があります。治療内容は内科的治療、カウンセリング、外科的治療、周術期管理からターミナルケアまで、医療に関わる全ての分野を網羅しているといっても過言ではないでしょう。全般的な知識・技術を習得したのちに、それぞれの専門分野(サブスペシャリティー)へ進んでいきます。

Q 当直は多いの?

一般的に産婦人科は他科と比較して当直が多いと言われています。当科ではスタッフの充実より、二人体制の当直であるにも関わらず、一月の一人当たりの平均当直回数は2~3回という低水準を実現しております。当直中は常に上級医がサポートしてくれますので、安心して学びながら当直していただくことが出来ます。

Q 女性医師の妊娠・出産は?

最近では新しく産婦人科医になる半数以上が女性医師です。当教室では大学病院・関連病院ともに女性医師の産休や育児中の勤務時間短縮を考慮に入れた人員配置をとることにより、女性医師が安心して出産・育児と仕事を両立出来るような環境整備に努めております。出産により仕事を諦める必要はありません。女性医師キャリア形成の実例はコチラ

Q 大学病院で研修するメリットは?

大学病院は教育機関です。研修医に対する教育体制が充実してることは言うまでもありません。ありふれた症例からレアケースまで、幅広い症例に触れえることが出来ます。また、2017年より開始される新しい専門医制度は、大学病院など、教育機関での研修を重視した内容となっていますので、キャリア形成にとっても有利になると考えられます。

見学のご案内

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女性医師キャリア形成の実例

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