当科では、さらに患者様に安心して適切な治療を受けていただくために完全予約制の専門外来を設けています。
リウマチ外来は関節リウマチ、乾癬性関節炎、リウマチ性多発筋痛症など患者様を中心に診療しております。
当外来では、関節リウマチの早期診断・早期治療をおこない、患者様それぞれに合わせた治療方針をとっております。まず、関節リウマチ発症早期に適切な治療を行うため、関節エコー検査による早期診断や治療効果判定をおこなっています。そのうえで、合併症の評価を行い適切な治療法を提供します。さらに、リウマチケア看護師とともに生物学的製剤の説明や自己注射指導をしております。
当外来についてや関節リウマチについては、リウマチ通信もご参照ください。
診療日時は毎週月・水・木・金曜日の午前です。
予約制です。初診も受け付けております。
関節エコーは関節炎の鑑別、関節リウマチの早期診断・早期治療に役立ちます。
関節リウマチは関節の滑膜という部分に炎症が起こり、徐々に骨や軟骨が破壊される病気です。関節リウマチの治療の目標は、痛みを抑えることはもちろんですが、骨の破壊・変形が起こる前に病気の進行を抑えることにあり、そのためには早期診断・早期治療が必要です。以前から行われているレントゲン検査は、すでに起こってしまった骨の破壊・変形を評価することは可能ですが、病気の早期発見には残念ながら適していません。
また、関節リウマチ以外にも、関節痛を起こすほかの膠原病(全身性エリテマトーデスや混合性結合組織病、血管炎など)や、痛風、偽痛風と見分けることもできます。
診療日時は、月・火・水・金曜日の午後です。 検査担当医は不定です。
当院リウマチ膠原病内科の医師からの予約が必要ですので、ご希望の方は主治医にご相談ください。
膠原病母性内科外来とは、膠原病を患っておられる妊娠・出産希望の患者様のための外来です。
関節リウマチ・全身性エリテマトーデスなどの膠原病は10代~40代の女性に多く見られます。妊娠や出産をきっかけにしてこれらの病気の状態が変化することがありますし、妊娠・授乳中はすべてのお薬が今まで通りに使用できるわけではありません。そのため、当外来では膠原病を患っておられ妊娠・出産を希望される患者様を対象に、妊娠前~出産後の期間を当院の産婦人科と提携してトータルにサポートしています。
診療日時は毎週火曜日の午前・午後です。
予約制です。初診も受け付けております。
SLEはなんらかの免疫の異常により皮膚、関節、腎臓、腸管など全身の臓器を障害しうる病気です。現在、日本では約10万人程度で20~40歳の女性に多いですが、男性や高齢で発症する方も増えてきています。
当外来では、ステロイド薬や保険適応のある免疫抑制剤で治療が困難な場合は、インフォームドコンセントのもとに保険適応外の免疫抑制剤や生物学的製剤などの治療も行い、寛解を目指しています。患者様ひとりひとりの状態を詳細に評価したうえで、寛解導入後のステロイド薬の減量や、寛解維持、再燃の早期発見に努めます。
診療日時は木曜日の午後です。
予約制です。初診も受け付けております。
膠原病に伴う肺の病気をお持ちの方の専門外来です。
リウマチや膠原病では、間質性肺炎・肺高血圧症・感染症などといった肺の病気が併発することがあります。肺の病気は進行すると咳や息切れがひどくなって歩行などの日常生活に支障を来したり、酸素吸入が必要になったりします。日常生活を支障なく送るために、肺の状態を定期的に評価し、適切な時期に治療することがとても重要です。
診療日時は月・水曜日のどちらも午後です。
予約制です。初診も受け付けております。