研究内容について

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当科で行なっている研究について


a)関節リウマチのリハビリテーション/佐浦 隆一、仲野 春樹、土井 あかね

関節リウマチの薬物治療の進歩に伴い、リハビリテーションもより積極的な方法に変化しています。そのため関節リウマチに有用なリハビリテーション技法の開発を行っています。

 

b)がん患者の早期運動療法/佐浦 隆一、土井 あかね

運動量の低下などから重度の身体的、精神的廃用に陥りやすい担がん患者さんの早期社会復帰を目標に、がん治療の開始直後から始める早期運動療法の効果について研究を進めています。

c)顔面神経麻痺のリハビリテーション/仲野春樹

顔面神経麻痺のリハビリテーションについて、電気生理学的検査など客観的指標に基づいた評価と予後予測の研究を行っています。

d)重度多発外傷症例への早期リハビリテーション導入の効果 の検討/冨岡 正雄、佐浦 隆一、土井 あかね

救命救急センターへ搬送されるような重度の多発外傷の患者さんに、できるだけ早くからリハビリテーションを開始することについての予後調査を行い、安全で適切なリハビリテーションの標準化と方法論を確立します。

e)災害時におけるリハビリテーションの効果的な介入の検討 /冨岡 正雄、佐浦 隆一

大規模災害リハビリテーション支援関連団体協議会(JRAT)などが災害時に早期に支援活動(含む、支援対策本部の迅速な立ち上げと円滑な運営)を開始し、効率よく行うためのマニュアル整備や平時からの教育・研修手法の準備と実践、リハビリテーション支援活動における評価や介入方法の標準化などを行っています。

f)脳卒中生活期における下肢装具適合性の変化とボツリヌス 毒素療法の効果の検討 /冨岡 正雄、仲野 春樹、佐浦 隆一、土井 あかね

脳卒中生活期における下肢装具の適合性を評価し、ボツリヌス毒 素療法による下肢装具適合性の向上と歩行能力の改善効果について研究しています。

g)運動生理学的アプローチを用いた新しいリハビリテーション技法の開発/齊藤 昌久、佐浦 隆一、冨岡 正雄、佐藤 久友

病者や障がい者の早期の社会復帰を目標に、筋音図、筋電図、3次元動作解析装置を用いた歩行動作分析、電気筋刺激などの運動生理 学的アプローチを用いて、活動性低下や加齢に伴う筋力低下(フレイルやサルコペニアなど)の予防と改善、歩行能力改善のための新しいリハビリテーション技法の開発を行っています。

h)末梢神経に関する電気生理学的研究/仲野 春樹

絞扼性神経障がいなどの末梢神経障がいに対して神経伝導検査や筋電図検査を行い、定量的評価と予後予測に基づいたリハビリテーションの方法を研究しています。また、超音波ガイドを用いた、簡便かつ確実な電気生理検査の方法を研究しています。

大学院における研究活動について

リハビリテーション科での臨床研修あるいは業務において、自らが疑問に感じたことを研究課題とし、先端的かつ独創的な発想に基づいた研究計画を立案します。そして自らが立案した研究計画に沿って臨床研究あるいは実験的研究を遂行し、必要とするデータ集積を行い得られた結果を解析することにより、リハビリテーション医学の発展に寄与する論文を作成します。 以上の課程を大学院に在籍中に行うことにより、リハビリテーション医学大学院博士課程を専攻した医師あるいはリハ関連専門職として専門性の高い知識・技能・態度を習得できます。