臨床医として最低限必要な全般的な医療知識・技能を学びます。さらに、産婦人科診療の基礎と産婦人科救急の対応など下記目標を達成するために、各領域での担当医として治療に関わってもらうことで、基本的な産婦人科の知識を学びます。また、本コースから2年目の選択コース(2カ月)、専門性を高めたadvanced courseとしてのセミストレートコース(6カ月)、さらに専門性をさらに高めたsubspeciality courseとしてのストレートコース(12-14カ月)、高度な産婦人科専門医の育成を目指した重点コース(12-14カ月)ヘスムーズに移行することができます。
〈1年目〉
臨床医として必要なプライマリケアとして、点滴挿入や静脈内注射、全身の理学的診察、血液検査データの判読、術前検査、術後管理などを担当医として、指導医の下で学びます。さらに、産婦人科領域のプライマリケアとして、女性特有の月経周期に関わる症状の問診、内診の仕方、経腟超音波の使い方を学び、婦人科診察の技能を習得出来ます。また、分娩に関わる介助や産科救急への対応について、担当医として指導医のもとで研修します。また、当直を指導医のもとで行うことで、産婦人科の救急対応についても研修することが出来ます。生殖医療においては、正常女性の内分泌的ホルモン環境の基本知識を身につけ、不妊症例の診断と各種検査(卵管造影、腹腔鏡検査、精子検査、卵巣機能検査)の基礎を学びます。Primary careとしての分娩介助の習得および産科救急疾患の知識と対応を習得。婦人科良性腫瘍、良性疾患(子宮外妊娠、付属器炎、内膜症、不妊症)においては、約9割の症例で内視鏡手術を行っています。実際の内視鏡下手術として、子宮鏡下手術、腹腔鏡下手術を経験します。これらの手術手技を学ぶために、教室には腹腔鏡下手術シュミレーション機器を置き、常時手術の練習を行うことが出来ます。腹部手術の基本手技から解剖に則った骨盤外科手技を習得。子宮頸癌、子宮体癌、卵巣癌における、術前化学療法、手術療法、術後化学療法、放射線療法など集学的治療を学び、癌治療における全般的な知識と治療経験を積むことが出来ます。症例検討会では、担当した手術症例の報告と、新規症例のプレゼンテーション、CT、MRIの読影を行います。
〈2年目〉
国立南大阪医療センター/国立循環器病センター/市立池田病院/
市立ひらかた病院/済生会吹田病院/済生会茨木病院/高槻赤十字病院
JR大阪鉄道病院/公立宍粟総合病院/英ウィメンズクリニック
月曜日 |
周産期カンファレンス、 外来、病棟(緊急搬送、分娩、化学療法)、抄読会、 ミニレクチャ(腫瘍・不妊・内視鏡・周産期・骨盤外科 /更年期女性予防 |
火曜日 |
手術、外来・病棟(緊急搬送、分娩、化学療法) |
水曜日 |
腫瘍カンファレンス・外来・病棟、ミニレクチャー(腫 瘍・不妊・内視鏡・周産期・骨盤外科/更年期女性予防 |
木曜日 |
手術、外来・病棟(緊急搬送、分娩、化学療法) |
金曜日 |
外来・病棟、総回診、術前、術後症例検討会 |
土曜日 |
手術、外来・病棟(緊急反動、分娩、化学療法) |