概要
当院のICUは2016年に開設された新中央手術棟の2階に位置しています。全16床はオープンフロア4床・個室12床から構成され、最大限の採光とプライバシー保護を両立した患者さんが安心してゆっくりと過ごすことのできる環境です。運営方式としては各科の主治医と共に診療に従事するsemi-closed typeのICUとなっています。入室患者さんは大侵襲手術(心臓血管外科や食道外科)の術後が主体ですが、救急外来経由の症例や病棟急変後の入室も非常に多く、集中治療専門医獲得に必要な症例は十分に経験できます。気道確保を含めた人工呼吸管理はすべて集中治療専従医が担当し、近年は重症呼吸不全に対する補助循環(VV-ECMO)挿入も積極的に行っています。また2023年より集中治療学会が統括する診療データベースJIPADを導入しました。
機器の紹介
高度な医療技術を提供できるように最先端の医療機器を完備しています。
- 生体情報モニタ:日本光電
- 重症部門システム:GAIA(日本光電)
- 人工呼吸器:Puritan Bennett 980 (Medtronic)
- 体外循環装置:CAPIOX(テルモ)
- 血液浄化装置:ACH-Σ(旭化成)
- 気管支鏡:シングルユースビデオ軟性気管支鏡(Ambu)
- 超音波診断装置:Venue Go Ultrasound(GE healthcare)
大阪医科薬科大学集中治療部
医師
2024年現在、集中治療専門医4名・麻酔科専門医7名が在籍して診療を行い、研修医や麻酔科専攻医のローテーションを受け入れた教育も行っています。