• 大阪医科薬科大学
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研究・プロジェクト

口腔ケアについての研究

当科においては平成23年11月から口腔ケアチームが正式に発足し、外来での口腔清掃や歯石除去、往診での口腔乾燥改善や口腔粘膜疾患の治療など院内他科からの依頼に応じて口腔ケアを積極的に実践している。平成24年4月からは歯科診療報酬の改定に伴い周術期口腔機能管理が新設され、さらに平成26年4月の改正では医療連携の充実を図ることが求められており、口腔機能管理の重要性が医科にも徐々に浸透し院内他科からの紹介新患数も増加の一途である(図)。

口腔ケアについての研究

当科のような病院歯科・口腔外科においては院内他科の様々な疾患を有する患者に対して口腔ケアを行うことが

などにつながり、ひいては抗生物質投与の減少や在院日数の短縮化が図れるとのエビデンスも多く報告されている。その一方、より効率的で有効な口腔ケアの手法やマニュアルをアップデートすることが求められている。したがってわれわれは院内においては耳鼻科・頭頸部外科や心臓血管外科を中心に術後合併症の発生率を口腔ケア介入前後で比較検討し、また化学療法センター・乳腺外科と共同で「化学療法における口腔有害事象」に関する研究を開始する予定もあり、これらの結果を臨床にフィードバックして今後の口腔ケアに生かす予定である。

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