2024年 入局説明会

大阪医科薬科大学眼科 入局説明会を行います。
・日時:2024年7月6日(土) 午前10:00~ 
・場所:眼科医局(2号館3階)
・連絡先:眼科医局
 TEL:072-683-1221
までご連絡をお願いします。

教室(診療科)の特色

優秀な眼科臨床医の育成を第一の目標に掲げ、卒前および卒後臨床教育に力を入れています。具体的にはウエットラボによる手術・レーザー教育、各専門領域の指導医による講義、カンファレンスの充実、専門医取得を前提とした学会発表・論文執筆、大学院進学による学位取得の推進等が挙げられます。

現在、当教室ではほぼすべての眼科専門領域(網膜硝子体、神経、斜視弱視・小児、緑内障、角膜、ぶどう膜、涙道、など)があり、各領域をバランスよく発展させられるようサポートしています。

一般に、日常生活において、情報の80%は目から入るといわれています。
"目"は患者さんのquality of vision (QOV)やADLに直結しますし、眼科の所見は全身状態を反映することが多いため、他の診療科との連携や協力を大切に、診療を行っていきたいと考えています。

教室(診療科)の概要・特徴

当教室は、2021年4月より喜田照代教授が就任し、新たなスタートを切りました。現在のスタッフは、喜田照代教授、小嶌祥太特務教授(三島南病院)、診療准教授1名、講師准2名、助教6名、助教准4名、大学院生3名、レジデント8名からなり、関連病院出向医を含めた現役教室員は90名、同門のOBを含め同窓会員は340名を超え、眼科学教室としては日本でも屈指の規模です。
教室の特徴としては、前述した教育システムの充実や各専門グループにおける経験豊富なスタッフに加えて、豊富な関連病院(現在34施設以上)、海外・国内留学の推進などが挙げられます。眼科全体としての総手術件数は毎年約2500件で、うち硝子体手術が約500件となっています。また、研究においては、多施設臨床研究だけでなく、基礎の教室の先生方と連携して基礎研究にも力を入れており、国内あるいは海外の施設と積極的に共同研究を行っています。

喜田照代教授からのひとこと

喜田照代 教授

毎日健康で楽しく過ごすことが一番です。
どなたでも、好きなことなら時間も忘れるぐらい集中できるように、好きな仕事にたどり着くのが理想です。当科では、網膜硝子体、神経、ぶどう膜、角膜、緑内障、斜視弱視・小児、涙道など、いくつもの専門グループに分かれています。
手術もできますし、基礎・臨床研究も可能ですので、入局してからも自分に合った道を選びやすいでしょう。
わからないことは何でも遠慮なく聞いて下さい。ぜひ、私達と一緒に楽しく眼科の勉強をしましょう。

小林崇俊診療准教授からのひとこと

小林崇俊診療准教授

眼科は臨床が主体の診療科ですが、基礎研究も非常に大きなウェイトを占めています。教室でも、網膜や神経眼科、緑内障等の各領域における基礎研究が行われ、学会において、また論文として情報発信されています。研究成果は、即座に臨床に応用されるわけではありませんが、現在の眼科の手術や治療法も、すべて基礎研究が端緒となり、その後発展、応用されたものであって、研究は眼科学の進歩のためには必要不可欠です。とはいえ、私も大学院生の時に初めて行った基礎実験では、当初は苦労の連続で、これまでを振り返っても非常に大変な時期でした。しかし、だからこそ論文となったときの感動は忘れがたく、その時期に培われた考え方は現在でも生かされていると感じます。また、教室では基礎研究だけではなく、臨床研究や疫学研究など、臨床データに基づいた研究も盛んに行われています。臨床と研究の双方をバランスよく進めるには、眼科は最も適した診療科だと思います。

医局長:水野博史助教からのひとこと

医局長:水野博史助教

眼科は角膜、緑内障、網膜硝子体、ぶどう膜、斜視弱視、神経眼科など様々な専門分野に分かれています。眼科の魅力は、検査、診断から治療、手術まで自身で完結できることが多いという点だと思います。それゆえ患者さんとの信頼関係も深くなると感じています。もちろん全身疾患に関連する眼疾患も多数あるため様々な知識が必要であり、やりがいのある領域です。当医局では、ほぼすべての領域の専門外来がそろっており、医局内の雰囲気もとても明るいため、気兼ねなく症例の相談などができます。ぜひ私たちとともに頑張っていきましょう。

外来医長:根元栄美佳助教からのひとこと

外来医長:根元栄美佳助教

私たちは日常生活の多くの情報を目から得ており、眼疾患はQOLの低下に直結します。そのような生活に重要な眼は小さい感覚器ですが数多くの疾患があり、複数の専門分野に分かれています。当教室ではそれぞれの専門外来が充実していることが特徴であり、幅広く学ぶことができます。また、専門分野を問わずアットホームな雰囲気で、診療に困ったことを上級医に相談しやすい環境にあります。さらに、当教室では早くから外来を担当し、手術もまずは白内障から執刀医として治療にあたります。早期から実践的な経験を積むことができるのも当教室の強みです。ぜひ一緒に楽しく眼科診療に取り組んでいきましょう。

病棟医長:大須賀翔講師(准)からのひとこと

病棟医長:大須賀翔講師准

当教室の特徴としては早くからチャンスをもらえるところにあると思います。
私自身入局1年目から外来を持たせて頂き、また白内障の手術も執刀させて頂きました。眼科の手術は患者の満足度に直結するため非常にやりがいがあり、初めて執刀させて頂いた方が満足して退院されていく姿を今でも鮮明に覚えています。
また各領域に専門家がおり、アットホームで相談しやすい雰囲気なため、わからないことをそのままにせずひとつひとつステップアップできる環境にあると思います。
入局を考えておられる先生方、是非私たちと一緒に勉強していきましょう。

先輩レジデントのコメント 武市有希也(2020年度レジデント)

先輩レジデント 武市有希也

教育の充実と実践に出るまでの早さが入局の決め手
私は大阪医科薬科大学病院で2年間初期研修を行い、そのうち9か月間を眼科で過ごしました。初期研修の際から入院患者さんの診察をしたり、手術助手に入ったり、カンファレンスやレジデント向けの勉強会に参加する中で、入局を決めた理由は、教育の充実と実践に出るまでの早さです。入局後、半年後には外来診療がスタートします。

私の場合は研修医で9か月間眼科に在籍していたので、入局後すぐに外来診療がスタートしました。外来診療のためには、充分な知識がなければ診断治療はできません。必要な知識は、入院受け持ち患者さんの診察、カンファレンス、勉強会で得ることができますし、それでもわからない症例に出会えばその場でスタッフの先生に相談することも可能です。
また、当医局には各分野に専門の先生がいますので、困ることもありません。
教育の整った当医局で過ごすことで、毎日研鑽を積むことができています。

先輩レジデントのコメント 高松文乃(2020年度レジデント)

先輩レジデント 高松文乃

丁寧で熱心なご指導の下、各分野の症例を広く経験できる
私は大阪医科薬科大学病院で初期研修を行いました。学生の頃から眼科を志望していたため、2年の初期研修期間のうち11ヶ月を眼科で過ごしご指導頂きました。

眼科は細やかに専門分野が分かれていますが、大阪医科薬科大学眼科学教室では各分野の指導医の先生方が揃っています。後期研修が始まってからは各分野の症例を満遍なく経験させて頂き、大変勉強になります。

また、スタッフの先生方との距離が近く、困った症例や疑問があれば直接相談させて頂いたり、メールで相談させて頂いたりしており、教育環境も素晴らしいと感じています。
女性医師の先輩方も多く、女性としての働き方や私生活との両立について参考にさせて頂いております。
あらゆる面で、丁寧に熱心にご指導下さる先生ばかりで恵まれた環境で後期研修を過ごすことができることに感謝する日々です。

先輩レジデントのコメント 泉谷祥之(2021年度レジデント)

先輩レジデント 泉谷祥之

私は大阪医科薬科大学で2年間初期研修を行い、眼科に興味があったためそのうち約半年間を眼科で過ごしました。初期研修の頃から病棟患者を担当させていただき入院患者さんの診察や、外来見学、手術助手に入らせていただいたりと色々な経験をさせていただきました。

後期研修が始まってからは4月から外来診療も担当させていただき、最初は慣れず困った症例などがあることも多かったですが、大阪医科薬科大学は様々な専門分野が揃っていますのでスタッフの先生に相談することもできますし、白内障など手術症例があれば執刀することもでき、手術後のフィードバックも丁寧にしていただけますので教育環境も素晴らしいと感じています。

カンファレンスや講義なども定期的に行われ丁寧に熱心にご指導くださる先生方ばかりで恵まれた環境で日々研鑽を積むことができることに感謝する日々です。。

先輩レジデントのコメント 柚木麻衣(2021年度レジデント)

先輩レジデント 柚木麻衣

私は大阪医科薬科大学病院で初期研修を行い、約1年眼科で過ごし御指導いただきました。元々学生の実習の時よりマイクロサージェリーに興味があり眼科を考えておりましたが、実際に研修して眼科という分野の奥深さと興味深さを実感し、専攻したいと考えるようになりました。

研修中は入院患者さんの診療やオペの助手、カンファレンスなど、知識を吸収できる充実した日々を過ごすことが出来ました。入院患者さんの疾患も多岐にわたりますので非常に勉強になります。

当医局はそれぞれの分野ごとに専門の先生がいらっしゃいますので、わからないことがあればすぐに相談できますし、親身になって丁寧に指導くださる先生が多く、恵まれた環境にいるなと強く実感しております。

初期研修での眼科研修具合にもよりますが、後期研修の早い段階から外来診療や手術の執刀も可能です。早めに実践的な経験を積むことができるのも当医局の強みと感じております。是非一度見学にいらしてください。

先輩レジデントのコメント 兜坂明由(2022年度レジデント)

先輩レジデント 兜坂明由

私は他大学で2年間初期研修を行い、後期研修より大阪医科薬科大学眼科学教室に入局しました。

自分は初期研修での眼科期間が短期間であったため、まずは上級医と共に入院担当患者を診察し、眼科診察をひと通りできるようになってから、外来診療を担当するようになりました。

最初は治療方針に困った症例も多かったのですが、大阪医科薬科大学は様々な専門分野に分かれており、それぞれ専門スタッフの先生に相談することができ、後日カルテチェックでもサポートをいただいています。手術適応の症例があれば上級医のサポートの元、手術の執刀をすることもでき、術後のフィードバックやアフターフォローも丁寧にしていただけますので、教育環境として素晴らしいと感じています。レーザー講習やウェットラボ、カンファレンスや講義なども定期的に行われ、各専門の先生方から熱心にご指導いただける恵まれた環境で日々研鑽を積むことができます。ぜひ一度見学にいらしてください。

先輩レジデントのコメント 山本まゆ(2022年度レジデント)

先輩レジデント 山本まゆ

私は学生の頃より眼科に興味があり、高槻赤十字病院での初期研修時に2ヶ月間眼科研修を行いました。マイクロサージェリーに興味があり、眼科研修時に手術後の患者さんがよく見えるようになったと喜んでおられる姿を見て眼科を専攻しました。実際研修してみると、眼科は専門性が高く、一見狭い領域と思われがちですが病態・疾患もさまざまであり奥深さを実感しました。

初期研修中の眼科研修が短く、当初は不安でしたが、病棟・外来業務、手術助手の際の些細な疑問でも質問しやすく、上級医の先生からのフィードバックもしていただけるので、わからない点などすぐに解決することができ、次の診療にいかすことができます。またカンファレンスなどではさまざまな疾患に触れることができ、知識を吸収できる機会も多くあります。定期的にウェットラボも開催されており、白内障の手術手技など上級医の先生にマンツーマンでご指導していただけます。

当医局は後期研修の早い時期から外来診療や手術執刀など経験を積むことができ、実践的に研修を行えるのも強みであると思います。それぞれの分野ごとに専門の先生がいらっしゃり、入院患者さんのことはもちろんのこと外来などでわからない点は相談でき、一般的な疾患から専門的な疾患まで幅広く診断や治療を経験することができます。入局後にこれから専門を考えていくうえで、選択肢が多いことも魅力の一つだと思います。また臨床だけではなく学会発表や論文作成などのご指導もしていただき大変勉強になります。学びが多く恵まれた環境で研修できていると感じております。

少しでも眼科にご興味のある方はぜひ見学にいらしてください。

大阪医科薬科大学眼科専門研修プログラムの特徴

大阪医科薬科大学眼科は、年間手術件数2000件と、豊富な手術症例を有しています。外来診療においては、12の専門外来(網膜硝子体、緑内障、角膜、神経眼科、斜視弱視、ぶどう膜、涙道、眼循環、黄斑、コンタクトレンズ、ロービジョン、臨床視覚電気生理)を設置しており、眼科学全般に関して幅広い研修を受けることが可能です。

2018年4月から、新専門医制度が開始されました。大阪医科薬科大学眼科専門研修プログラムでは、4年間の研修期間中、最初の1年目を原則的に基幹施設である大阪医科薬科大学病院で研修を行います。細隙灯顕微鏡や眼底検査などの眼科検査の基本を習得すると同時に、外眼部手術や白内障手術を中心とした手術手技が習得できるように指導します。

また、1年目の後半には実際に大学病院の外来診療を行ってもらい、多くの症例を経験できるようにしています。外来中には適宜上級医にコンサルトできる環境を整え、診療後には指導医とマンツーマンでカルテチェックを行います。眼科は他科と比較して、早い時期に実際の外来担当医や術者になれるのが特徴です。2年目以降は5府県に広がる21の専門研修連携施設で研修を行い、白内障手術を中心とした様々な手術の研鑽をさらに積んでいくことになります。これらの連携施設は、地域の中核病院であり、優秀な指導者を有する連携施設が豊富にあります。

他大学と連携する病院も含んでおり、他大学とも大学の枠を超えて協力体制を敷いています。この多彩な現場を活かし、専門研修基幹施設だけでは経験が不足しがちな初期の一般的な疾患や眼科救急医療、各地域特有の医療事情など幅広く研修を行える場を提供しています。大学病院での最先端の専門的診療経験と地域中核病院での即戦力となる臨床経験によって、眼科専門医を育てることが当プログラムの特徴です。

眼科専門医取得について

4年間の専門研修プログラムを修了後に眼科専門医試験を受験することになります。
当教室のスタッフ全員で協力しながら、教育に取り組んでおり、教育システムは非常に充実しています。超音波白内障手術教育のためウェットラボの常設や縫合練習用顕微鏡の医局内設置など、手術のスキルを向上させるための実践的な環境を充実させています。基本方針としては、できるだけ無駄を省いて限られた時間内で能率の良い研修ができるように配慮しています。
毎年、当教室員は専門医試験で優秀な成績を挙げています。

手術トレーニング(ウエットラボ)風景

レ-ザ-のトレ-ニング風景

豚眼を用いた双眼倒像鏡レーザ-実習

カンファレンス

木曜日の午後6時からオープンカンファレンスが約1時間行われており、学会予行や大学スタッフによる各専門領域のアップデート、他施設の先生を招聘して特別講演を行っています。これには医局内だけでなく、関連病院や同窓会の先生方も参加し、ディスカッションを行っています。
また、網膜、神経、斜視弱視、緑内障、角膜、など、各専門領域別のカンファレンスを定期的に行っています。これは各専門領域の専門指導医とレジデント・研修医の間で小規模単位で行うもので、専門的な知識から日常診療の小さな疑問点まで質問、相談しやすい場となっています。

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