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上部尿路癌(腎盂癌、尿管癌)と診断された患者様へ

上部尿路腫瘍に対する当科の治療戦略
1, 腎臓・尿管を摘除せずに根治する上部尿路癌レーザー治療 “OMC-LRV”

上部尿路腫瘍とは尿路とは腎臓でつくられた尿が体外に排出されるまでの通路 のことをさします。 この通路は尿路上皮という粘膜で覆われておりこの通路から 発生する腫瘍を尿路上皮腫瘍と呼びます。

このうち、約90〜95%が膀胱内に発生する尿路上皮腫瘍と 言われていますが、それより上流(腎盂、尿管)で発生する 腫瘍が上部尿路腫瘍と呼ばれます。具体的には 尿管腫瘍、腎盂腫瘍が含まれます。

これらの腫瘍は発生頻度は膀胱腫瘍に比べると低いですが、 発見が難しく、進行が早いという特徴が知られています。

当院では、これらの上部尿路腫瘍(腎盂、尿管) に対しての診断、加療において、集学的加療に 取り組んでいます。

腎盂癌、あるいは尿管癌と診断された場合、腫瘍 が存在すると考えられる片側の腎臓から尿管まで を切除する腎尿管全摘除術が必要になりますが、 私達の施設では、より治療効果を高めるために、様々な治療オプションを患者様の病状に合わせて考慮しています。

腎盂、尿管に発症した腫瘍に対しては、小さな腫瘍でも腎臓と尿管を全て摘出する腎・尿管全摘術が標準治療ですが、当科では、レーザー治療とアジュバント化学療法を用いて、腎尿管全摘術を行わずに腎盂尿管癌を根治する、臓器温存治療を行っています。

この術式の利点は、勿論、腎機能を温存できること、そして、手術を回避できることです。腎臓 を温存することのより深い意味は、単に腎機能を保つのみならず、術後再発、転移が発症した際に 治療の可能性と生存率を大きく拡大することです。尿路上皮癌に対する抗癌剤は、腎臓毒性が強い ため、腎臓を一つ摘除してしまうと、もし術後に転移・再発などが発症した際に、化学療法などの十 分な治療が行えず、生存率を低下させてしまうことが少なくありません。
当科では、腎盂・尿管癌をトータルにケアするために、できる限り腎臓を温存する治療を推奨して います 

詳細はこちらをクリック >> OMC-LRV 

2、術前化学療法+リンパ節廓清術

転移が考慮されるリンパ節の範囲近年の報告では腫瘍が転移しやすいリンパ節 を積極的に手術時に切除することが、手術後の 再発予防に効果があることが示唆されており、 私達は積極的に取り組んでいます。

3、腹腔鏡下リンパ節郭清術

腹腔鏡下リンパ節郭清術私達は、腹腔鏡下前立腺全摘除術、そして、精巣腫瘍に対する腹腔鏡下後腹膜リンパ節廓清術(高度医療に認可されています)といった、高度な腹腔鏡技術を生かして、本疾患に対しても、より低侵襲な腹腔鏡カメラを用いた腹腔鏡下リンパ節廓清術にも取り組んでいます。

4、術後放射線補助療法を加えた集学的治療

手術で摘出した組織を詳細に検討し、必要と判断した場合には、術後に化学療法に加えて、放射線療法を追加し、良好な成績を得ています。

治療を希望される場合のお手続き

○ 大阪医大式レーザー治療とアジュバント化学療法を用いた腎盂尿管癌の臓器温存治療OMC-LRV”を希望される場合のお手続き

- 大阪医大式レーザー治療とアジュバント化学療法を用いた腎盂尿管癌の臓器温存治療“OMC-LRV”をご希望される患者様は、現在おかかりの病院の主治医にご相談いただき、診療情報提供書・検査データ等をご用意のうえ、おかかりの病院の予約業務担当者から当院広域医療連携センター医療連携室にてご予約下さい。患者様、ご家族様個人からの受診予約申し込みは受け付けておりませんのでご注意ください。

医療連携室のお申込み方法

 

 

骨盤臓器脱でお困りの患者様へ

女性の患者様で、尿が漏れる、股に何か挟まったような違和感があるといった症状でお困りではありませんか?

それは「骨盤臓器脱」かもしれません。

骨盤臓器脱について

「骨盤臓器脱」は骨盤内の臓器(膀胱・子宮・直腸)が腟から脱出してくるという女性特有の症状です。出産や閉経・加齢・便秘などにより、骨盤内臓器を支持している骨盤底の筋肉や靭帯がゆるみ、骨盤内臓器が下がってくるために起こります。

膀胱瘤と直腸瘤

治療法は・・・

当科では、保存的治療から腹腔鏡を使った手術治療まで、患者様の状態に合わせた様々な治療法を行っております。

まずは、泌尿器科を受診して下さい!

 

 

 

 

 

 

 

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