「脳腫瘍」専門診療のご案内
●悪性脳腫瘍
悪性脳腫瘍の治療は集学的治療が必要であり、当院では術前精査から手術、術後後療法まで、当教室が主体となり行っております。
手術に関しては、腫瘍の摘出度を高めるため、5-アミノレブリン酸(保険承認済)を用い、安全性を高めるため、誘発電位モニタリング、硬膜下電極による脳機能マッピング、覚醒下の開頭術を行っております。その他、手術支援 (ナビゲーション)装置や術中CT撮影を用いることで、神経機能の温存にも最大限の注意を払っています。
術後は、従来の放射線治療、化学療法に加えて、世界に先駆けて熱外中性子を用いたホウ素中性子補捉療法(BNCT)を導入しており、国内にとどまらず海外からも患者さまを多く紹介していただいています。
●良性腫瘍
良性脳腫瘍では、開頭による腫瘍摘出術以外に、低侵襲な神経内視鏡手術、定位的放射線治療 (X-ナイフ、サイバーナイフ)も行っています。下垂体腫瘍、頭蓋底腫瘍(間脳下垂体腫瘍(別ページサイト))の治療においても、経鼻的アプローチが可能な神経内視鏡を導入しているため、低侵襲かつ最大限の摘出を目指しており、高い評価を得ています。
診療案内
研究案内
対象疾患
- 神経膠腫(グリオーマ)
- 脳悪性リンパ腫
- 髄膜腫
- 神経鞘腫
- 下垂体腺腫
・先端巨大症(GH産生腺腫)
・クッシング病(ACTH産生腺腫)
・プロラクチン産生腺腫
・ゴナドトロピン産生腺腫
・TSH産生腺腫
・非機能性下垂体腺腫
- 頭蓋咽頭腫
- ラトケ嚢胞
- (鞍結節部)髄膜腫
- 斜台部脊索腫
- 転移性脳腫瘍
- 下垂体腫瘍(下垂体腺腫、頭蓋咽頭腫、ラトケ嚢胞)