Q:新型コロナウイルスの検査はおこなっていますか?
A:入院される際に検査しています。また発熱や咽頭痛などの症状がある場合は、主治医の判断で検査することがあります。
Q:どのくらいで結果ができますか?
A:1日ほどで結果がわかる方法もありますが、一部外部委託していますので3〜4日かかる方法も併用しています。検査の方法と結果が出るまでの期間は主治医にお尋ねください。
Q:検査にはどのような材料が使われますか?また注意点はありますか?
A:院内での検査はすべて鼻咽頭ぬぐいを使用します。外部委託検査は唾液も用いますので、患者さんご自身で容器に採取していただきます。
採血について
Q:中央採血室の受付時間を教えて下さい。
A:平日は8時〜16時、第1、3、5土曜日は8時〜12時30分までです。お昼休みはありません。
Q:血管が出にくいのですが、事前に自分自身で出来ることはありますか?
A:手が冷たい時は使い捨てカイロ等で採血部位や手を温めておくと血管が出やすくなります。
Q:採血をする時は食事をしない方がいいですか?
A:一般的には空腹時が望まれますが、検査によっては差し支えない場合がありますので、主治医にご相談ください。
Q:採血の検査結果はどれくらいで出ますか?
A:診察当日(診察前)検査の場合は1時間半くらいで結果が出ます。
上記以外の場合は、検査内容によっても違いますので、主治医にご確認ください。
Q:なぜ何本も採血するのですか?貧血になったりしませんか?
A:検査の種類によって、必要な採血容器が違うからです。人の血液量は体重の1/13くらいあり、体重60kgの人だと4.6L流れています。通常10〜15mL(大さじ1杯)くらいの採血なのでご安心ください。
Q:採血したところが青くあざになってしまいました(内出血したようです)。どうすればいいですか?
A:内出血は、時間がたてば周囲の組織に吸収されます。採血後の止血(採血部を5分以上押さえる)が悪いと起こることがあるので、しっかり押さえてください。
Q:もっと細い針で採血したら痛くないですか?
A:痛みの強さは、針の太さよりも皮膚の痛みを感じる場所(痛点)に関わってきます。
Q:採血した日にお風呂に入っても大丈夫ですか?
A:大丈夫です。ただし、採血した場所を強くこすったりしないでください。
血液検査について
Q:血液検査と生化学検査は何が違うのですか?
A:俗に「血の検査」と呼ばれているのは、広い意味での「血液検査」です。この「血液検査」は生化学検査や免疫検査、腫瘍マーカー検査、そして狭い意味での血液(学)検査に分けられます。生化学検査は肝機能や腎機能など体全体の状態を把握するために測定されます。血液(学)検査は貧血や血小板数、白血球の数と種類などの血液の状態を調べたり、白血病などの血液疾患を調べることができます。
Q:プロトロンビン時間(PT)のINR値とは何ですか?
A:プロトロンビン時間は血液凝固系検査の代表的な検査です。ワーファリン投与時の凝固抑制状態の管理に重要な検査となっています。従来は検査機関によって結果値の評価に格差が生じていたPT-%(活性度)とPT-秒で結果値を表していました。近年、格差をなくし標準的な結果を得ることが出来るINR値で結果値を表すようになり、どこの検査施設の結果でもこのINR値で治療管理することが可能となっています。
Q:検査報告書の「乳び」や「溶血」とは何ですか?
A:「乳び」は血液に高濃度の脂質が存在することを意味します。食事後、あまり時間を置かないで採血した場合は脂肪があまり分解されず血液中に残り、その脂肪分が白くみえるため検体が白濁して見える場合があります。
「溶血」は血清・血漿が赤みがかっていることを意味します。これは血液の中の赤血球が何らかの原因で壊れ、赤血球中に含まれるヘモグロビンと呼ばれる血色素が血清・血漿中に出てくることにより起こります。
「乳び」も「溶血」も検査結果に誤差を与える場合があります。
微生物検査について
Q:微生物検査の結果が出るにはどれくらいかかりますか?
A:菌を顕微鏡で見る検査(塗抹検査)は当日中に結果が出ますが、菌の種類を調べる検査(同定検査)や抗生剤が菌にどの程度効くのかを調べる検査(薬剤感受性検査)には菌を増やす「培養」の時間が必要です。その速さは菌によって異なるため概ね2〜4日かかります。また、検体や菌の状態によって前後することもあります。
結核菌などの抗酸菌は発育速度が遅く、最終的な報告にはさらに時間がかかります。そのため抗酸菌が陰性であるという結果は6週間の培養後に報告されます。
Q:痰の採り方で気をつける点はありますか?
A:口の中やのどにはたくさんの細菌がいるため、最初に水で口の中をゆすぎ、うがいをして口の中を清潔にします。その後、痰を出しやすくするために水を少量飲み少し体をほぐして深呼吸します。大きく息を吸って強い咳をして採取容器に直接痰を出し、容器のふたをしっかりと閉めて冷蔵庫で保管して速やかに病院に提出して下さい。
注意する点としては、口の中の細菌が混ざると正しい結果を出しづらくなるため、唾や鼻汁は入れないで下さい。また検査室で痰を取れなくなるため、ティッシュやラップに痰を包むことも避けて下さい。
生理機能検査について
Q:腹部エコー検査の前に気をつけることはありますか?
A:朝から検査のときには朝食を、昼から検査のときには昼食をとらないようお願いします(6時間以上絶食して下さい)。また、ジュースやガムなど糖分の入っているものや乳製品もとらないようにしてください。お薬を飲む場合は、少量の水でお願いします。泌尿器科依頼の患者様は、出来るかぎりトイレに行かずに、膀胱に尿を貯めておいて下さい。
Q:脳波検査の前に気をつけることはありますか?
A:頭に電極を付けますので、きれいな波が記録出来るように検査前日は出来れば洗髪し、当日は整髪料等を付けないようお願いします。また、出来れば眠っている時の脳波も記録したいので、少々睡眠不足の状態でお越し下さい。
Q:心エコー検査の前の食事は可能ですか?
A:検査方法によって異なります。
経胸壁心エコーの場合は可能です。ただし、他に検査がある場合はそちらの指示に従ってください。
経食道心エコーの場合は絶食での検査となります。医師の指示に従ってください。
Q:下肢動脈エコー・下肢静脈エコー検査を受ける際に準備はどうすれば良いですか?
A:検査では足の付け根から足首までを観察するので、ズボン・スカート・ガードル・ストッキング等は脱いでいただきます。検査着を準備していますので、使用をご希望の方はお申し出ください。
Q:ABI検査を受ける際にどの様な準備が必要ですか?
A:検査では両上腕・両足首に血圧計を巻き、血圧を測定します。血圧を正確に測定するために、上半身は袖のある衣類は脱いでいただきます。また、足首を締め付けるような衣類(タイツ・パッチ・スパッツ等)や靴下等も脱いで頂きます。検査着を準備していますので、使用をご希望の方はお申し出ください。
Q:24時間血圧計を装着した場合の行動制限はありますか?
A:基本的には行動制限はありませんが、機器を体に取り付けているため、入浴やシャワーの使用はご遠慮ください。血圧計装着時に他の検査を受けられる場合は主治医にご相談ください。なお、他の検査を受けられた場合は装置取り付け時にお渡しする行動記録表への記載をお願いします。
Q:24時間ホルター心電計を装着する時にコルセットを着けていても大丈夫ですか>
A:コルセットの位置により装置の取り付け位置を調整しますのでお申し出ください。
Q:24時間ホルター心電計を装着している場合に電気毛布、電気カーペット、こたつをはじめとする電化製品の使用は可能ですか?
A:検査中は電気毛布、電気カーペット、高周波・低周波治療機器の使用はお控えください。電気毛布を使用される場合は、就寝時までにお布団を温めていただき就寝時は電源を落とし電源コードを抜いてください。電気カーペットを使用される場合は、寝転ばず座った状態でご使用ください。こたつを使用される場合は、胸元がこたつ内へ入らないようご注意ください。ファンヒーターやエアコンの使用は問題ありません。
Q:24時間ホルター心電計を装着している場合の行動制限はありますか?
A:基本的には行動制限はありませんが、機器を体に取り付けているため、入浴やシャワーの使用はご遠慮ください。検査中に他の検査を受けられる場合は、胸部の検査以外は問題ありません。(心エコー、腹部エコー、MRI、胸部レントゲン、CTなどは受けることができません)検査中の透析も可能です。ご不明な点は主治医にご相談ください。装置取り付け時にお渡しする行動記録表への記載をお願いします。
Q:神経伝導検査を受ける際の服装はどうすればいいですか?
A:検査する部位によって異なります。
腕の場合は手首から肘上まで素肌が見えるように、肘上まで上着をまくり上げられる服装でお越しください。
足の場合は足先から膝上まで素肌が見えるように、膝上までまくり上げられる服装でお越しください。スキニー、パッチ等、締め付けるものは避けてください。まくり上げることが難しい場合は、検査着を準備していますので、使用をご希望の方はお申し出ください。
その他の検査について
Q:採尿する時に気をつけることはありますか?
A:排尿の最初と最後の部分は捨てて中間尿を採ってください。また、ご自宅で採尿される場合は、お渡しした容器に採っていただき、直射日光の当たらない場所に保管し2〜3時間以内に提出していただくようにお願いいたします。
Q:尿はどれくらい採ればいいですか?
A:尿コップの一番下の50mLの線まで採ってください。量が足りるか心配でしたら、「尿検体提出窓口」から中にいる技師に声をかけてください。
Q:今、生理中です。尿検査をしても大丈夫ですか?
A:基本的には生理中でない方が良いですが、尿検査は実施できます(尿潜血が陽性になります)。受付時に申し出てください。主治医に生理中だと分かるように結果を報告します。
Q:尿素呼気試験を受ける時に気をつけることはありますか?
A:尿素呼気試験は胃の中のピロリ菌の有無を調べる検査です。検査の精度を上げるために空腹で検査を受けていただくようにお願いいたします。もし食事をされた場合、食後4時間以上経過してから検査を受けていただくこともありますのでご了承ください。また検査実施に20分以上の時間が必要ですので、ご自身の時間の調整をお願いいたします。
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